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初夏の伊豆は爽やかさがいっぱい!

花、花、花!
初夏の伊豆は爽やかさがいっぱいだ。

4月23日(水)。漸くSIGMA17-70mmのデビューを果たすことができた。
最近は自転車に嵌ったばかりにやや写真から遠ざかっていた感もあるが、気持ちの半分はいつも写欲に満ちあふれ、手応えの良かったSIGMA17-70mmを一日でも早く撮影行に使いたいと、ジリジリしながらその機会を待っていたのである。
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撮影地は当初の予定通り伊豆とし、メインは西海岸の大瀬崎を選んでみた。大瀬崎と言えば昔からスキューバダイビングのメッカとして名が通っており、岬に囲まれた波静かな湾内はリゾートムード満点の景勝地となっている。実は20年前、私もここでCカード取得の講習会を受けたことがある。
今まで幾度となく伊豆での撮影を試みているが、不思議に大瀬崎で突っ込んだロケハンをやったことがなく、南伊豆へ向かう車の窓から、その細長く美しく延びた半島を望む度に、いつか撮影地に選びたいと常々心には留めていたのだ。
そうそう、参考までに、大瀬崎は「オセザキ」と読む。

時間を無駄にしたくないので、いつも通り5:00過ぎに自宅を出発、西伊豆へは定番のルート(東名〜裾野〜大仁〜内浦湾)を使い、7:30にはマクドナルド大仁店で好物のパンケーキを食していた。ところで、初めて飲んだマック・プレミアムローストコーヒーは中々いける味だ。しっかりとした苦みとこくがあって、甘いパンケーキには特にマッチする。一杯100円は価値ある商品。

この日の伊豆はとにかく良い天気で、気温も同時に急上昇。BMWの外気温計では21.5℃と控えめな数字を示していたが、体感的には25℃以上ありそうな感じで、歩き回れば汗ばみ、車の運転中はもちろんクーラーが必要であった。強い日差しは紛れもない夏そのもので、花々や山の緑が眩しいほどに映え渡っていた。

県道から大瀬崎へ入る坂を下っていき、右側にある大駐車場へ車を停める。
早速浜辺伝いに、岬を目指し歩き始めた。時間が早いのか、はたまた平日なのか、ダイバーを余り見かけない。それでも各ダイビングショップの前には数え切れないほどのエアータンクが並んでおり、ここへ訪れるファンダイバーが如何に多いかが想像できる。
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花や海を撮りながら大瀬神社の鳥居まで来た。岬の先端には、波打ち際の脇なのに何と淡水が湧き出し、いつも腹を空かして餌を講う無数の鯉が生息する、【神池】と呼ばれる伊豆七不思議の一つに数えられる池がある。そして大瀬崎全体が国の天然記念物であるビャクシンの樹林でもあるので、辺りをじっくりと見回せば、何とも言えない神秘的なエリアだということに気がつく。
灯台のある外海側も被写体で溢れてかえっていた。花の種類は疎い方なので分からないが、薄紫色の花弁をつけた植物が遊歩道に沿う様に多数群生しているのだ。これは実に見事な光景で、そこには多くの蜂や蝶が蜜を吸いに集まっており、じっと観察していると生命の息吹さえも感じてしまう。
暫しここでの撮影に時間を費やす。

顔が火照りだした。紫外線の量が半端ではないのだろう。喉も渇いたし、少しだが疲労も感じ始めた。大凡2時間は頑張っていただろうか、きりのいいところで撮影を打ち切り、駐車場へと戻ることにした。

――― 美味い!

冷たいスポーツドリンクが体の隅々まで染み渡っていく。知らず知らずのうちにずいぶんと発汗していたのだろう。500ccも飲み干すと、次第に活力が戻ってきた。腕時計に目をやり時刻を確認する。時間はまだある。昼飯の前にもう一本撮ろうと考えたとき、土肥の海岸脇にある『花時計』が頭に過ぎった。

――― あそこなら花がたくさん咲いている筈だ。

大瀬崎〜戸田〜土肥をBMWで軽快に飛ばす。ここは西海岸のワインディングで最もファンライドできる区間であり、特にバイクだったら楽しさ爆発のコーナーが連続している。
写真が撮りたい! 自転車に乗りたい! そしてバイクにも乗りたい! いやはや悩ましい。

花時計のある松原公園はとても長閑な雰囲気が漂っていた。
風が殆どない上に、極めて穏やかな陽光が降り注いでいるから、ちょっとベンチに腰掛けるだけですぐにウトウトしそうになる。周りを見渡しても、小さい子供を連れた若いお母さん、老夫婦、外人の家族連れ、本を読む中年女性と、Castingは恰も穏やかさを絵にした様である。
公園や海岸の砂浜にある花々は、どれも開花直後の瑞々しさを保っていて、その色合いは艶やかこの上ない。濃厚な青紫、立地感溢れる白、目にも眩い黄色と、花弁の元気さを辺り一面に発散していたのだ。

ファインダーから判断する17-70mmは堅実に及第点を取っていた。レンズフードに花弁が触れるほど寄っても、D1はピッ、ピッ、ピッ、とピントを合わせてくる。それと明るさも好ましい。同社の18-125mmと較べるとそれは十分に感じ取れる。

――― 使い易い!

これが実感だ。

13:00が近づくと無性に腹が減ってきた。昼飯で利用する店はほぼ決めていたので、迷うことなく馴染みの食事処・松崎【パピオン】へ向かった。しょうが焼きから始まり、ハンバーグ、ミックスランチと、行く度に違うメニューを注文してみるが、調理の基本がいいのか、どれを食べても“街の洋食屋”のレベルは完全にカバーしており、<伊豆=魚介類>にマンネリを感じる皆さんは、是非一度立ち寄っていただきたい店である。

昼食の後は時間的に見て、本日最後の撮影となる。予定通り大沢温泉のど真ん中を流れる池代川周辺を狙ってみた。
ここは数年前にも訪れたことがあるが、川岸のごろごろした岩場には様々な草花を見ることができ、撮影対象として中々興味深いエリアと言えよう。岩の間の小さな水たまりに目を凝らせば、時として面白い構図に出くわすのだ。
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唯、今回は一点残念なことを発見した。それは目に余るゴミの多さである。
人の生活の濃い河口付近ならまだしも、これだけの上流域にペットボトル、空き缶、ゴミが入ったコンビニ袋、靴、プラスチック片etc.が散在する様は、とてつもなく大きな問題である。平気でゴミをポイ捨てする連中には、美しい伊豆の渓流が泣いている現実をもっともっと理解して欲しいものだ。

一通りの撮影が終了した後は、最後の締め括りとして温泉に浸かることにした。十数年ぶりとなる大沢温泉露天風呂【山の家】はすぐ目の前にある。古い佇まいの母屋は見事なほど山間の景観にとけ込み、良い意味で施設に全く手を入れないところが好ましい。
入浴料500円+タオル250円、計750円を支払い湯船へ直行。一人しかいなかった先客も、ものの2〜3分で上がってしまい、それから最後まで、滾々と湧き出る温泉を独占することができたのだ。

  1. 2008/05/04(日) 23:17:26|
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