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写道楽に強力な武器

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先日衝動買いしたSIGMA17-70mmであるが、その後を言うと、休日は自転車ばかりに乗りまくり、気がつけば伊豆での試写もすっかり脳裏から消えていた。
写道楽最高!とかなんとか言っておきながら、何ともお粗末な話である。但し、撮影活動を休止しているのではない。寧ろ最近では、初夏の題材及び撮影行のスケジュール作りに没頭しているのだ。
そしてこの気持ちを沸きたてた一要因が、何とそのSIGMA17-70mm。
使ってみるとSIGMA・APS-C広角ズーム最大の弱点である、“周辺光量不足”がかなり抑えられていることに気がつく。さすがに開放では少々のアラが出るが、絞れば妥協できる至って常識的なレベルに収まっている。そもそも周辺光量不足には二つの傾向があり、ひとつは絞り込むことにより調整可能なもの、もうひとつは殆どケラレに近い、機械的不良症状がでるものである。18-125mmは確実に後者であり、写真歴の短い人にとっては、クレームへと発展しても不思議ではない“おぞましい影”が出るのだ。

――― 17-70mmは、その辺を踏まえて設計された新製品なのであろうか。

使ってみるとそれが見事に改善されている。描写も特に問題は見あたらないし、何よりワイド端でF2.8の明るさを得られるのは嬉しい限りだ。同条件で18-125mmと比較したわけではないが、庭に咲くチューリップを撮影すると、その彩度の高い黄色や赤の花弁を程良く立体的に捉えることができ、D1のマルチ測光との相性は及第点以上と見た。寄れて、明るく、しかも軽量と、また一つ写道楽に強力な武器が加わった。

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capa_bestlens.jpeg
SIGMA17-70mm F2.8-4.5 希望小売価格:49,000円
<News> =第22回CAPAレンズ大賞を受賞=
受賞理由:記念写真やスナップはもちろん、庭の花木を撮る時も重宝し、幅広い層の人たちの1本目のレンズとしてマッチする。圧倒的な解像感が得られ、マクロレンズ並みに寄れる、操作性・描写力ともにハイレベルな、コストパフォーマンスの高いレンズである。

  1. 2008/04/18(金) 11:15:37|
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雨の休日

4月10日(木)。多摩サイ4週連続とはならなかった。早朝より雨が降り出し、それが一日中続いたからだ。但しこれは週間天気予報の情報で前々から分かっていたことなので、こんな日は調子の悪い奥歯の治療のチャンスだと、小竹歯科へ予約を入れておいたのだ。

小雨そぼ降る中、三鷹駅へ歩いていくと、駅前のバスターミナルには恐ろしいほどの長蛇の列ができていた。テレ朝のスーパーモーニングが中央線不通の様子を流していたので、さして驚きはしなかったが、乗るべき電車を失った通勤者達が、代替え交通手段を求めて、総武線、東西線、そしてバス、タクシーへと殺到した様はIrregularの典型と言うべき異様さを放っていた。駅前も、駅構内も大勢の通勤者でごった返しだ。
それにしても、うちの娘は一体どの様な方法で西国分寺まで行ったのだろうか。
改札周辺の強烈な人混みを一瞥すると、気持ちはすぐに“徒歩”へと切り替わった。吉祥寺の歯科医までは、大凡30分あれば行き着ける筈だから、それほど大変ではない。乱れたダイヤをイライラして待つよりも、気分的には全然楽だ。
三鷹駅前から、横河電機、中道通りと歩を進める。小雨はやむことなく降り続いているが、なんだかとても気分は良い。リラックスできる休日に体を動かすことは、それがたとえ徒歩でも十分満足できるものだ。

久々に小竹先生と話をすると、何と医院は30年ぶりに引っ越しをするという。先生はファンが多いからきっと儲かって手狭になったのだろう。現在の吉祥寺本町2丁目から、目と鼻の先の吉祥寺北町1丁目の五日市街道沿いに移り、新装開業は3月28日(金)になる。

――― 今度は一階になるから、自転車も置きやすくなりますからね。

なるほど。立地を考えるとこれからは前より便利になりそうだ。

歯の治療を終えると、ヨドバシカメラへ向かう。8年間使っている愛用のBRAUNシェーバー・5413にガタが出始め、そろそろ買い換えようかと思っていたのだ。因みに小竹歯科医の診療椅子に腰掛けていると、真正面にヨドバシカメラの正面入り口が見える。
シェーバー売り場は店に入るとすぐ右脇にあって、機種も豊富に陳列してあり、選ぶのに迷うほどだ。メーカーに拘りはないが、やはり使い慣れたBRAUN製が無難だと思い、最近発売されたばかりという廉価版の「BS1775」という機種を購入した。手に持つとすぐに“人間工学”を感じられ、デザインも非常に垢抜けている。さすが世界のBRAUN!

ストレートに帰宅するのも何なので、欲しいと思っているサドルバックを物色しようと、CWS吉祥寺へ寄ることにした。ヨドバシカメラからは歩いてすぐだ。

店内に入っていきなりびっくり! うちのお客さんのO山さんがいる。

――― あれぇー、O山さんは自転車もやるんですか?

訊けばO山さんも健康の為に自転車を始めたそうで、通勤にも使って彼此1年が経つそうだ。何と多摩サイにも通っているとのこと。最近の自転車ブームは恐るべしである。
O山さんはCWS吉祥寺の店長とはかなり親しいようで、店長所有のスペシャルリム(恐らくマビックのキシリウム)を自分の愛車に装着し、その性能を試していたようだ。それの返却日がたまたま今日だったようだ。
スペシャルリムはさすがに軽量で、スピードの乗りも良く、ストックとは全く違うと力説していた。前後で17万円。上手く買わされたかな?!
そうそう、O山さんの愛車はColnago製(コルナゴ)で、ツール・ド・フランスのチャンピオンマシーンと同じカラーリングを施したお洒落なロードバイク。手の入れようも中々で、前述のスペシャルリムをはじめ、最近流行のコンパクトクランク、ビンディング、サイクルコンピュータと、1年選手とは思えない仕上がりになっている。いやはや、余り眺めているとカスタム欲を触発されてしまいそうだ。
マビックか、、、いいな〜〜、、

  1. 2008/04/12(土) 23:05:50|
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病みつき

4月3日(木)。3週連続の多摩サイだ。いやはや病みつきである。しかしあそこで得られる爽快感は、まさしくロードバイクの醍醐味であり、回を重ねる毎にその楽しさは大きくなっていく。

バイクを押して土手に上がり、シューズのベルクロを締め直す。風もなく、広がる青空からは心地良い暖かさが燦々と降り注いでくる。多摩川に沿って延々と延びる多摩サイを眺めていると、否応なしに気分は高揚する。思いっきり深呼吸し、クリートをはめ込む。
その時、音もなく近付いて来た一台のロードが、鼻先をかすめるように疾走していった。
黄色のジャージがやけに目立つ。

――― よし、俺も行くか。

自宅から車返団地南の多摩サイ入り口までは大凡10kmの距離。よって程良いウォーミングアップは既に完了しているから、走り始めから軽快なピッチでのペダリングが行える。しかもこの日は特に体調が良かったのかもしれない。“引き足”が小気味よく決まり、無意識のうちに巡航速度は上がって行った。
リズム感溢れる自分のケイデンスが持続できると、ペダリングの面白さは倍増する。唯、これには走行状況のあらゆる負荷に対して最も適切なギアを選ぶ必要がある。ギアチェンジのタイミングをマスターするには何よりも経験を積むことが大切だが、CARRERAにはDURA-ACEのSTIレバーが装備されているので、いつでもシャープで正確なギアチェンジが可能であり、これのおかげで常にアグレッシブなペダリングに集中できるのだ。

だいぶ先を走っているはずの黄色ジャージが遠く前方に見えてきた。
いつもは流すだけの多摩サイであるが、慣れも手伝い、ちょっとばかりピッチを上げてみた。あくまでも自己のケイデンスを守り、無理なく少しずつ巡航速度を上げていく。
気がつくと黄色ジャージとの距離が20m程に縮まってきた。ペダルに力を込めなくても、更に少しずつ近付いていく。ついにスリップに付いた時、黄色ジャージは確実に背後を認識。

――― スリップでちょっと頑張ってみるか。

黄色ジャージがシフトアップした。離しに掛かったわけだ。しかもフォームを“下ハン”に変えた。
やや速度アップはしたものの、この位なら十二分に余裕を持ってついて行ける。毎日のジテ通の成果がこんな時に力を発揮するのだ。心肺も脚力もまだまだ70%、恐らく黄色ジャージは“週末ライダー”だろう。若い連中ならまだしも、年配がたまの休日に多摩サイで2〜3時間では、早々に心肺機能はアップしない。
テールツーノーズで1分少々プッシュすると、堪りかねたのか、ついに黄色ジャージから「先行け!」サインが出た。
彼にはちょっと悪いことをしてしまったが、自分の力を試すことができ、仄かな自信も付いた走りであった。


  1. 2008/04/08(火) 23:10:47|
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