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だらしない!

ここ数年強く感じることがある。
それは、大人のだらしなさだ。特に日本の根幹を担うべき大人達のだらしなさが目に余る。政治家、学者、経営者等々、大きな社会責任と規範を最も意識しなければならない彼らの愚行にはほとほと呆れてしまう。

現内閣閣僚の不祥事は、余りも幼稚でばかばかしい。
古今東西を問わず、政治家というものは選挙の時にだけ美味しいことを連発し、いざ先生になってしまうと高慢ちきな態度と私利私欲だけに走る呆れた人達なのだが、頭がいい筈の先生方の悪事は何故か簡単にばれてしまうのだ。
ここになさけなさとだらしなさを感じるのである。
赤城農相の事務所費問題などは格好の例だ。実家で後援会活動を行っていると頑固に主張しても、ニュース番組で映し出されたその“実家”とは、赤城農相のポスターが数枚貼られているだけの至極普通の部屋にしか見えず、とても事務所機能があるとは思えないものだ。カモフラージュをするのなら、もっとましなやり方があっただろうに。そして“顔面絆創膏事件”もなさけない。恐らくあれは不祥事に激昂した誰かが、右のカウンターパンチを放ったのであろう。
――― もともと皮膚が弱く、顔が荒れたので。
小学生も失笑する言い訳だ。
権力者になったと胡坐をかいて、ノーガードのだらしない日々を送っていると、次から次へとなさけないボロが続出する。

一番しっかりしなければならない安倍総理もだらしなさ過ぎる。
先ずは彼の組閣基準を一度じっくりと聞いてみたいものだ。周知の通り、彼を囲む閣僚は悪事の露見と失言問題でほぼ全滅状態にあり、これにより自民党の強固な地盤までが揺らぎ始めている。身近な人間の素行調査もろくにできなくて、国の情報管理や安全管理ができるのであろうか。
先日の中越地震の際、安倍さんは歴代総理にないクイックな現地入りを果たしたのだが、“それまで” が良くないので、マスメディアは、
――― 人気回復だ。
――― 選挙を意識し過ぎ。
等々、かなり辛口なコメントを出している。これも普段のだらしなさがあるからだ。

社保庁の年金記録問題に至っては、究極のだらしなさがもたらした重犯罪といっていい。国民から預かった金の記録がないから年金は払えないなんて、やくざも呆れるむちゃくちゃな暴言。この一件は国が後ろ盾となった明らかな詐欺行為で、調査と同時に関係者は法の裁きを受けなければならない。免職とか減給では到底済まされない、れっきとした犯罪なのだ。

変な言い回しだが、悪いことをやるのなら絶対にばれないよう、周到な計画の元に行って欲しいし、またそれができる政治家やリーダーの出現を望みたい。だらしなさが露になるような低レベルの人間に、まともな仕事などできるわけがないからだ。
  1. 2007/07/21(土) 07:58:23|
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電車で行く奥多摩

7月12日(木)。電車で奥多摩へ行ってみた。
車やバイクを運転しながら見る奥多摩しか知らない私にとって、青梅線の車窓に広がる山々や、ローカル色濃い駅舎等々、見るもの全てが新鮮で、時には小さな驚きさえも感じてしまった。そして片道1時間半といえども、電車で行く奥多摩は正しく旅であり、そぼ降る雨と多摩川を覆う濃い霧は、淡いが、旅情さえも掻き立てたのである。
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三鷹駅のホームに立ったのは11時過ぎ。この時間帯の中央線下りは案の定空いていた。
走る電車から沿線の町並みを眺めていると、つい数年前のそれとは随分変わったことに気がつく。特に駅前の開発が急ピッチに進んでいるようで、これは中央線の高架線化と同時進行のプロジェクトによるものだろう。後10年もすれば町は驚く程変化しそうだ。
立川で青梅線へ乗り換える。この路線を利用するのも実に久し振りだ。恐らく最後に乗ってから30年以上は経っていると思う。それと河辺より先へは一度も行ったことがないから、景観への興味は尽きない。この沿線も駅前の変化は想像以上で、昔の面影は殆ど無い。
青梅に近づいていくと、辺りの景色は一変する。先ずは平地がなくなり、山々が迫ってきていかにも奥多摩へ行くのだという実感が湧いてくる。そしてこの先が更に凄い。力強い渓谷美を放つ多摩川、そしてそれに沿うように点在する集落、更にはそれら全てを包み込む緑豊かな山々。ここが東京都かと溜息が出るくらい山深い景観が連続しているのだ。並列する青梅街道と比べ、鉄道はそこから更に数メートル高い位置を走っているので、渓谷の町を眺めるにはこちらの方が断然いい。
車世界にどっぷりと浸かりきった己の尺度に対し、忘れかけていた鉄道世界の味わいを再認識でき、見る目の物差しが幾分と変化していくのを実感できたのは収穫であった。
電車の旅も面白い。

終点奥多摩へ到着する二駅程手前から、案の定雨が降り出してきた。
――― これじゃ散歩撮影は厳しいかな。
今回ももちろんカメラは持参したが、一眼レフやCoolPix5000ではなく、日頃から散歩スナップ専用に使っているCoolPixL3だ。「これがニコン?!」と疑うばかりの高彩度な画が特徴である。
しかしメリットは多く、自分でも意外と思うほどに使っている。何しろ小さくて軽いから、ポケットに入れても違和感が少なく、出掛ける際も気軽に持っていける。
あえて注文をつければ、もう少々広角側が欲しいことと、RAWモードの設定があれば何よりと思う。

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渓谷を撮っていたら雨足が徐々に強くなってきた。仕方がないので早々に切り上げ、今回のお目当てでもある「奥多摩温泉・もえぎの湯」へ向かうことにした。奥多摩駅からは歩いて10分弱という好ロケーションにあり、GWに女房と二人で訪れた時以来となる。
750円を支払って入館すると、先ずは腹ごしらえのために食堂へ直行した。
――― ざる蕎麦とお酒をください。
これからたっぷり3時間、蕎麦、酒、温泉を堪能できると思うと、自然に笑みがこぼれてくる。
そして出てきた酒はやはり「澤乃井」。いい感じに冷えていて、口に含むと切れのいい甘さが広がる。こいつと手打ちの蕎麦は抜群に相性が良く、腹が膨れると共に仄かな酔いが私を幸せ気分にしてくれたのは言うまでもない。こんな調子で渓流を見下ろす露天風呂に首まで浸かれば、気分は正に桃源郷である。

冒頭にも記したが、今回の“電車で行く奥多摩行”は、旅と呼ぶに相応しいもので、これからの撮影計画には、少なからずヒントを与えたように思う。
鉄道の駅には地元の生活感が色濃く集まっており、それだけで創作意欲は沸き立つのだ。
  1. 2007/07/16(月) 08:10:49|
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ネギラーメン

早いものでもう7月になってしまった。
梅雨の真っ最中ではあるが、時たま覗く青空からは夏ならではの強い日差しが降り注ぐ。
暑さが心地良く感じる躍動的な季節の到来だ。
7月5日(木)。馴染みの多摩湖サイクリングロードを走ってみた。

家を出てサイクリングロードへ入る頃、今日は本調子ではないことに気付く。ペダルが重く感じられ、スピードの乗りも芳しくない。今年になってやや疲れが取れ辛くなっていることもあるが、昨夜はスタッフ同士の飲み会があって、少々飲み過ぎたことが不調の原因になっているのかもしれない。何れにせよこのような時はローペースに限る。流す位の感じで走り、体力のリズムが戻るのを待つのだ。
小平を通過した辺りから漸く体も慣れてきたようで、アベレージスピードをやや上げてみた。

サイクリングロードを走る楽しみの一つとして、その沿道の多様な景観がある。豊富な緑は季節ごとに眩い変化を見せ、時には立ち止まって思わずカメラを取り出してしまうほどだ。特に春から初夏にかけてがいい。新たな息吹で沿道はエネルギーに満ち溢れ、そこを走るだけで体の奥底から力が漲ってくるのだ。
しかし今回は少々興醒めの部分も見た。
萩山の手前からはアジサイが延々と植えられているのだが、既に開花のピークは終わっており、茶色く枯れ果ててしまった大量の花は、見た目も悲しく無残である。

雨上がりの多摩湖一週道路は水溜りや泥が流れ出ていて走り辛い。特に多摩湖神社から西武球場に至る北側は日当たりが悪くそれが顕著に出る。よって今回は湖の西端で折り返すことにした。
この南側のエリアは自転車道もさることながら、それに並行して走る一般道も走り易く、カーブの深さも適正で、ややスピードを上げて走ればとても気持ちがいい。多摩湖の突堤から西端まではずっと上りの連続なので、ここから折り返せばもちろん下りオンリー。うまくスピードを殺さずにいけば自転車でもかなりスリリングなライディングが楽しめる。
久し振りになる多摩湖サイクリングロードだが、やたらと自転車が増えていることに驚いた。しかも私と同年代か、それよりちょっと上と思われる中高年ライダーが非常に目に付くのだ。走りは皆マイペースで、やはり健康増進の為にやっているのが窺える。唯、その出で立ちを観察してみると、大凡二つのパターンに分けられた。一つはいわゆる「本格っぽい派」である。自転車はブランド品のロードバイクで、この日もトレックを2台見かけた。もちろん彼らはヘッドギアを被り、ライディング専用のパンツやジャージを身にまとっている。但し走りのアベレージは、若いライダー達と較べぐっと控えている印象を受ける。試しに後ろから突っついても、乗ってこない場合が殆どだ。
もう一方は「とりあえず健康派」。私はこの部類に入るのだろうか。自転車は廉価版のMTBか、若しくは5万円から7万円で買える入門用クロスバイクが多い。殆どの人が短パン、Tシャツ、サングラスという出で立ちで、その陽に焼けた茶褐色の肌は、あたかも健康を謳歌しているようだ。走りに関してはライディングというより散歩に近いローペースが特徴だ。

狭山公園まで戻ってきた頃には空腹感が絶頂に達していた。
いつもの巴屋へ飛び込もうと思ったが、いい加減ここのメニューにも飽きてきたし、何度利用しても常連扱いをしてくれないNon-CSのオバサン二人組みにも辟易していたところだったので、久しく利用していなかった、久米川ウィング通りにある「ラーメン・トキワ」へ行ってみることにした。negira-men

店の前にNOMADを置くと、引き戸を開け店内へ入る。時刻は12:50だったが誰一人客はおらず、店主であると思われるオヤジが暇そうにテレビを見ていた。
――― いらっしゃい。
先ずはカウンター席に座ると、壁に貼り付けてある品書きを見渡した。以前来た時は、確か味噌ラーメンを頼んだ筈だ。何にしようかと思案していると、【当店人気ナンバー1メニュー:ネギラーメン】の文字が目に入り、素直にそのネギラーメンなるものと、もう一品餃子を注文した。
待つこと数分。堪らなくいい匂いのするラーメンが目の前に置かれた。スープは澄んでいて、麺の色艶はいい。思わず口へ運ぶと、腰のある麺と千切りにした長ネギが、旨味のある醤油スープと絡み、何とも堪らない食感が口いっぱいに広がった。続いて熱々の餃子をハグハグしながら味わう。不味くはないが、ありきたりな皮と具である。
とにかく腹が減っていたので、一気にネギラーメンと餃子を完食。感想と評価を述べれば、餃子は余りにも特徴がないので「C」。ネギラーメンは麺とスープのバランスが良く、そこに長ネギの爽やかさが上手に絡むのだが、やや長ネギの量が多すぎる感がある。最初に麺先行で食べ続けると、後半にはネギだけが残ってしまい、何とも侘しい食感となってしまうからだ。やはりネギは麺と一緒に食べなくては駄目だろう。ネギだけ食べているとその硬さが気になってくる。スープは美味いが、トータルで「B」辺りではないだろうか。

今日明日はせっかくの2連休なのに、天気は雨。
こうなったら何かをdiscoveryしてみるか。
  1. 2007/07/11(水) 11:37:16|
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デニーズ時代 その6

実際に上司へ辞表を差し出す段になると、少なからずの緊張はする。面と向かって「やめてやる!」とは言えなかったので、先ずは電話で伝えることにした。
しかしダイヤルを回す直前になっても、心は揺れ続けていた。
――― 本当にこれでいいのだろうか…。
仕事自体嫌いではなかったし、寧ろレストランは素直に楽しい職場と感じていた。しかも入社して1年足らずのひよっ子に、本当の意味での決断材料があるのだろうか。しかし一度でも辞めると言ったら後にはひけない。考えれば考えるほど滅入ってくる。
――― もしもし、店長お願いします。
ついに掛けてしまった。
端的だが放ったように用件を告げると、SUからは、自分だけの考えでは判断できないので、RM(リージョナルマネージャー:大きな地区を管轄するお偉いさん)に相談するという答えが返ってきた。辞めるな、考えなおせ等の慰留の言葉は一つも出てこない。やっぱりSUである。
しかし退職を宣言したことによって、随分と気分が楽になった。
槍でも鉄砲でも持って来い!正にまな板の鯉である。後は会社側の返答を待つのみだ。
当日の遅番クックには悪かったが、その日は仕事を急遽休むことにした。冷静になったところで真剣に先々のことを考えたかったからである。次はどんな仕事をやろうか、はたまたこんなチャンスは二度とないから、ひと月位思いっきり羽を伸ばそうかとか、色々な考えが頭を駆け巡った。
大体仕事選びなんていうものは、基本的に博打だ。その仕事が自分に合っているかどうかなんて、実際にやってみなければ分からないし、ウマが合う組織かどうかだって、入社してみないことには分からない。
dennys.jpg

その日の午後、自宅へRMから直接電話が掛かってきた。
そして彼は開口一番こう言った。
――― 一体どうしたんだ。お前は線が弱いな〜、、
線が弱いなんて言われても困ってしまう。この結論は色々考えた挙句のものだ。
――― 店が嫌か?! 埼玉地区が嫌か?!
それはある。埼玉地区は出店ペースが速すぎて、担当社員に対しては地獄のエリアと化しているのだ。だからその点についてもストレートに言い放ってみた。もちろん頭にくるSUのことも。
――― お前の言いたいことは分かった。とにかく明日は出て来い。その点について直接話し合おう。
このままデニーズから去れると思ったが、まあ、しょうがない、明日は丸め込まれないよう充分注意しよう。
しかしお偉いさんへ言いたいことが思いっきり言えたので、ますます気分が楽になった。やはりこのように重大なことは、自分一人の胸にしまうことなく、然るべき人に打ち明けてみることも大切なことだと思った。

翌日家を出るとき、気は重かった。昨日は突然店を休んでリードクックのIさんに迷惑を掛けたからである。恐らく彼は “通し”をしたことだろう。“通し”とはフルシフトを勤務することである。朝6時半から夜の11時半までの全営業時間を働き通すのである。驚いた話だが、私が入社して2〜3年間は、この通しが会社公認としてごく日常的に行われていたのだ。当時の人員配置は、どのシフトにも必ずマネージャー及び正社員のクックが置かれるのが鉄則で、営業時間帯7-11の店には基本的にマネージャーが2名置かれているのだが、どちらか一方が休みの日には、必ずもう片方の出勤者に通しが発生することになる。
冷静に考えてもこれは酷い話であり、後年デニーズジャパンはこの問題を解決するにあたり、契約社員制度を導入する。

出勤すると真っ先にIさんのもとへ行き頭を下げた。自分の我侭を謝りたかったのだ。
Iさんは仕事に対して本当に厳しい人だったが、とにかく手取り足取り良く教えてくれた。教えてもらえることはこの上なく幸福なことだ。逆に教えられることもなく、唯放って置かれることほど不幸なことはない。どんどん仕事を覚えて知識と経験が蓄積していけば、自ずと活力とやる気が湧いてくる。
一般に勤め人の「Motivation低下」の主な原因は“教育がない”ことと“放任”されることだ。

この後、RMとの話し合いで思わずラッキーな方向へ進むことができたのである。

To be continued.

  1. 2007/07/04(水) 08:26:22|
  2. デニーズ時代|
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