ハワイで撮り溜めた数百枚の写真を全てチェックし終わった時、
Nikkor+VR+D100に対し改めて強い信頼性を感じることができた。
Nikkorは今の私にとって揺ぎの無いStandard。VRは前向きな姿勢とチャンスを与えてくれるエネルギッシュなシステム。そしてD100はマイ写道楽に無くてはならない中核的存在だ。
では、なぜ
Nikkor、なぜ純正なのか…。
それは、どこまでもニュートラルで、どこまでも自然な画が得られるところ。
良い意味で“意外性に乏しい”から、画作りの組み立てが容易にでき、全ては大きな安心感へと繋がっていくのだ。とにかくシャッターを切ることにだけに集中できるのは痛快この上ない。
それではSIGMAやTAMRON等のサードパーティー製品群はどうなのだろう。実際のところ
Nikkorと比較してみても定量的性能が悪いということは殆ど見られず、寧ろコストパフォーマンスは確実に高いと思うし、流行の軽量コンパクトなモデルも数多くラインナップされ、肝心な描写力も決して侮れないレベルにある。中でも注目すべき一本はTAMRONの<SP AF28-75mm F2.8 XR Di>で、相性の良いD1とタッグを組めば、純正の上を行く解像感や素直な色合いを楽しむことも可能なのだ。
昨今のカメラ性能に於て“手ぶれ補正”はオートフォーカスに次ぐスタンダード機能ではないだろうか。
三脚の呪縛から開放されればimaginationは倍に膨れ上がり、撮影には小気味良いリズム感が溢れ出す。長時間シャッターや夜間の撮影は無理としても、スナップ等では最高の武器になることは間違いないし、疾走する乗用車の車内からシャッターを切っても、カチッとシャープな画が得られるのだから嬉しくなる。
そう、マウナ・ケアの頂上では本当に役立ってくれた。風速30メートルはありそうな強風の中、必死にカメラを構え手持ちで連写したのだが、その殆どにブレは見当たらず、VRの威力には正直言って驚きである。
D200が発売された時点で、D100は二世代前のロートル機へと格落ちした。
しかし基本性能の高さから、私にとってはまだバリバリの現役機であることに間違いはない。軽くて使い易く、意図する画をしっかりと撮り込めるところは、信頼感ある相棒と言ったところか。
さあ、
Nikkor+VR+D100を肩からぶら下げて、何処の町を歩いてみようかな。
- 2007/02/25(日) 00:05:45|
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新たな魅力を数多く発見できた3度目の
ハワイ旅行。正月ともなれば決まって大勢の芸能人が押しかけるその理由が今更だが分かったような気がした。
ハワイ島・コナ国際空港へ降り立った時、肌が並々ならぬ自然のパワーを感じ取ったのだが、その直感は満更外れたものではなかった。クイーンズ・カワフヌマ・ハイウェイ、
ハワイ・ヴォルケーノズ国立公園、マウナ・ケアetc.どれもこれも桁外れのスケールがあり、全島に広がる広大な溶岩台地を眺めれば、
ハワイ島そのものが生きた火山であることが容易に分かる。
標高4,203mのマウナ・ケア山頂へ車で登る!?
日本の最高峰富士山は3,776mである。車を使うと言っても、それから更に400m以上も高い地点へ普段着のままで立つというのは、当初ちょっと無謀な感じもしたのだが、実際に頂上からの景観を目の辺りにすると、誰であろうと強烈なインパクトを食らい、感嘆のこもる深い溜息が出ることになるのだ。
高山病を予防する為、先ずは中腹(2,800m地点)にあるオニヅカ・センターで30分程の体慣らしを行った。施設内は日本人ツアー客で満杯状態だ。
ヒロからマウナ・ケアへ通じる道はサドルロードと言って、そのまま進むと北の町ワイメアへ至る。ちょうどその中間辺りから登山道へと入るのだが、ここの交差点には案内板等は一切なく、恰も地元のツアーガイドだけが入り込めるという排他的様相を博している。右折してから2~3km程走ると勾配は急に険しくなり、我々が借りた4WDは絶えずアクセルが“べた足”状態だ。こんなことで本当にマウナ・ケア頂上へ行けるのだろうかと少々不安が過ぎる。この頃から天候が急に悪くなり始め、雨、霧、風が行く手を阻むようだ。
――― 上はどうなんだろう…。
――― これじゃ何も見えないかもな。
オニヅカ・センターから更に上へと道は続くが、目を凝らしてみても濃い霧で先が全く見えない。
相当にヤバイ感じがする。
――― そろそろ行こう!
先に到着していた数組のツアー客達を尻目に、我々はとにかく出発をすることにした。
後から分かったことだが、この出発タイミングが実に正解だったのだ。
何と自分達が出発した10分後、天候悪化の為に頂上ルートへの進入禁止アナウンスが出てしまい、我々から後に出発したツアー組は頂上まで行くことができなくなり、そのずっと手前でUターンをする破目になったのだ。もちろんそんなことは露知らずの我々は、日本の誇る天体観測望遠鏡「すばる」が収められている「すばるドーム」を目指し、アクセル全開で登って行ったのである。
それにしても物凄い気象状況だった。雲が早回しの映画のように天空を通過して行く様は、嘗て見たことのないシーン。強力な横殴りの風は大型4WDをフラフラと揺らし、撮影をしたくとも車外へは容易に出られない。それでもドライバーを担当したKは真横にそびえ立つすばるドームをとにかくカメラに収めたかったらしく、意を決し車のドアノブを引いたのだ。
――― おおおお!
その瞬間、強風でドアがいきなりバァーンと開き、ヒンジが嫌な音をたてて軋む。
――― 大丈夫か!
風圧に煽られながらも何とかカメラをドームへ向けたKだったが、突如ガードレールの脇で足を滑らせ転倒!
車内に戻って来ると開口一番、
――― 路面が凍結してるよ。
いやはや、強風に濃いガス、そして次は凍結か…。一体この先どうなることやら。
全員車の中で風が弱まるのを待っていると、突然前方のガスの中から忽然と赤い車が現れたのである。
良く見ればレンジャーが乗っているではないか。
彼は窓から身を乗り出すようにして我々へ叫んだ。
――― ××●△※!!
Danger!Descend a mountain immediately!
とでも言ったのだろう。
こんな時は冗談でも逆らうわけにはいかない。状況的にも潮時を感じていたので、多少後ろ髪を引かれつつも指示に従い下山をすることにした。
ドーム直下の急勾配を慎重に下っていくと、眼前に広がる景観は次々と素晴らしい展開を見せてくれ、自然の美しさと雄大さに何度も何度も頷くのであった。

さて、今回の旅行にはNikkor・VR24-120mm唯1本で臨んだのだが、このチョイスは正解だった。下見のない行き当たりばったりの被写体に対しては、このレンズしかないと割り切ってしまった方が構図作りに迷いが起きない。狙いを定めたらズームリングを動かし感性の赴くままにシャッターを切る!このシンプルなプロセスが思いがけない傑作へと繋がっていく。そして、走る車中から、強風の中、はたまた突然のシャッターチャンスに対してVR機能が抜群の威力を発揮した。よほどの遅いシャッター速度でもない限り、手ブレの心配が殆どなく、デジタルの強みを生かして機関銃の如くシャッターを切ることができたのだ。唯、D100の1.8 型液晶モニターでは撮影画像の精密なブレ確認はできないので、その効果は帰国してPCモニターに映し出すまでは分からなかった。そこで改めて思ったことは、<最新テクノロジーの恩恵は躊躇わず受けよう>だ。しかしこうなるとVR18-200mmが俄然欲しくなるのが人情だろう。
ハワイ島からオワフへ移ると、都会の喧騒に圧倒されつつも、人に優しい空気が流れているのが良く分かる。
十数年前に訪れた時とそれほど雰囲気の変わらないカラカウワ大通りには、相変わらず日本人観光客が銀座の如く闊歩していて、その人気の深さが窺えると同時に、一級観光地としての成熟度を誇示しているかのような感じをうける。やはり世界の
ハワイ世界のホノルルだ。
今回はダイヤモンドヘッドに登って、そこからホノルルの町並みをぐるり眺めて見たのだが、その景観は平和を絵に描いたような観を強く放っていて、こんなところでのんびりと事を考え、文章を書き、そして写真を撮れたらさぞかし楽しいだろうと単純に思ってしまった。
そうそう、二日目にレンタカーで出掛けたノースショアも中々良かった。昼食を取ったハレイワタウンの「BREAKERS」というレストランのハンバーガーは、アメリカンスタンダード的な味わいを堪能でき大満足!3人いたウェイトレス達は皆美人で感じもBerry Is Good!因みにウェイターもかなりなイケメンだった。ここへ訪れた際には是非寄ってみたらいいだろう。
長いようでとても短かった4泊6日の
ハワイ旅行。
毎日が新たな発見の連続で、写真撮影としてはまとめきれないところも多々あったが、単純に興味深く、今後の写道楽のヒントになったことは確かである。いつになるかは分からないが、是非また訪れて<感ずる
ハワイ>を完結したいものだ。
- 2007/02/14(水) 18:54:59|
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