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D80

またしてもいいカメラが出た。9月1日に発売されるニコンのD80である。
ボディーはD50とほぼ同寸のコンパクト且つ軽量で、撮像素子は1020万画素の新型CCD。そしてそのクリヤーな写り具合は何とD200を超えるという。基本的にデジイチで1000万画素を超えればA3プリントでも驚くほど精細な画が得られるし、そんな凄い性能がニコン最小のボディーの中に収められているとは何とも嬉しい限りである。
2002年夏。ニコンD100を手に入れてから再び一眼レフカメラによる写真の趣味へ舞い戻ったのだが、使い出した当初はフィルム一眼に無いその色々な機能に興奮の連続であった。特にスナップ等では非常に使い勝手が良く、思わず時の経つのを忘れて一日中沼津の町や下田の町を歩き周り、感性の赴くままにシャッターを切り続けたものだ。
唯、そんな状況に浸れば浸るほど新たな欲求も出てくる。それは更に軽量でコンパクトなボディーだ。
D100ならまだしも、D1を首に下げて一日中歩き回るなんてことは想像もしたくない。そもそも楽しい筈の写真撮影が苦痛でつまらなくなってしまう。D1はカメラであり同時に錘でもあるのだ。(笑)
ニコンD1、F6、キヤノンEOS1D等のプロ機は、マグネシウムで作られたその厳ついボディーが最高級機を誇らしげにアピールし、カメラ好きであれば誰しも一度は手にしたいとの欲求に駆られるが、憧れと実際の使用に際しては大きなギャップがある。プロという極める立場でなければ、ボディーのみ(重たいバッテリーは別)で1キロ以上もあるウルトラヘビー級を肩に担ぎ、新緑の山々を一日かけて歩き回ることなどそう容易くできるものではない。実際に使ってみれば軽量&コンパクトは本当にありがたいスペックなのだ。
そしてD80はこの歓迎されるボディーに、D200と同等かそれ以上の画を得られる性能を格納している。
正直なところ、久々に物欲が湧き出てきた。

最近のニコンは弾みが掛かって勢いがある。D200が権威ある「TIPA ヨーロピアン・フォト・アンド・イメージング・アワード 2006」を受賞、更に同機は国内の「カメラグランプリ2006」をも受賞した。D80の発売と共に<デジイチはニコン!>の構図を着々と築きつつある。
  1. 2006/08/30(水) 10:21:26|
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大丹波川

8月14日。Tさんと二人で大丹波川上流へ渓流を撮りに行こうと出掛けてみた。
いつもはひっそりとして人影すら見かけることのない大丹波川界隈だが、さすがに夏休みである。川沿いのキャンプ場と隣接された鱒釣り場の駐車場は殆どが満車状態。ここが結構な人気のスポットであることが分った。確かに水はきれいだし、東京都内ながら避暑地ムードも充分にある。渓流で元気に水遊びをしている子供たちを見ていると、思わず自分も冷たい水の中へ飛び込みたくなるほどだ。ohtabagawa.jpg

キャンプ場を過ぎると途端に静寂が戻ってくる。そのまま登っていくと道はいつしか未舗装となり、この辺まで来てしまうとさすがに行き交う車は皆無。これでは注意書き通り「熊」が出てもおかしくない。
行き止まりで車を止めると、早速カメラ機材を担いで沢へ下りた。
足元に群生する広葉樹の虫食いが激しい。歩き始めて直ぐに気が付くことは、緑の輝きが既に失われつつあることだ。これは季節的に見て致し方ない事なのだが、5月の噎ぶような新緑の頃に比べれば、かなりな“森の夏バテ”を感じてしまい少々がっかり。

それにしても木橋を二つ渡った沢周りは何とも絵になる一角だ。二人ともそれに反応するが如く三脚を開きアングルを探し始めた。この辺は木々が折り重なる非常に鬱蒼とした薄暗いところなので、小滝をスローシャッターで狙う際NDフィルターの出番は一度もなかった。更に当日は曇り空だったから光量がかなり少なく、ISO200でf8まで絞ってやればシャッタースピードは1/60以下になりちょうど都合が良かった。
今回は滝部分を中央部重点測光で露出を固定し、補正は一切なしでやってみたが、結果はAll right。的中率80%で意図した明るさが得られ大満足である。
D100の場合、こと渓流撮影に関してはマルチ測光の的中率が大凡20%と大変低く、ピンポイント可能なスポット測光を使っても、コントラストが強すぎる滝の場合等は補正量の調整が微妙過ぎて手間も掛かるので、今回はとてもGooなノウハウを得られたといっていい。

息を潜めるように集中した撮影は2時間ほど続いた。
風は殆どなかったから、聞こえてくるのは流れ続く水の音だけである。
“心の洗濯”とはこの様なところで無我夢中になる事だとしみじみ感じた。
  1. 2006/08/24(木) 11:16:47|
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久米島

台風8号が沖縄諸島を直撃した。
8月9日は朝方から那覇空港当日離発着便の殆ど全てが欠航するという最悪の状況に陥り、正直なところ今夏の家族旅行は半ば諦めかけていたのだが、驚いたことに我々が乗る久米島行JTA093便は何故か午前10時を過ぎても欠航決定のインフォメーションが出なかった為、家族一同万が一の確率を期待しつつ、旅の準備を整えて羽田空港まで行ってみたのだ。kumejima1.jpg


早速JTRのカウンターで女性スタッフからJTA093便の状況を訊いてみると、取り敢えず緊急他空港着陸やUターンの条件付で飛び立つことになるが、恐らく予定通りのフライトが出来るのではないかとの答えが返ってきた。乗る者の立場からすればこれは非常に微妙なニュアンスを含む回答であり、それを聞いた胸中は嬉しいやら怖いやらの複雑極まりない。唯、この何とも落ち着かない気分は、意外や旅の期待感を上昇させる効果もあったのだ。余談だがJTA093便の機内客席は驚くべきガラガラ状態で、何と全体の五分の一も埋まっておらず、これは恐らく台風による直前キャンセル等が出た為ではないだろうか。おかげで自由に何処の席へでも移動ができ、空の写真を思う存分撮ることができた。

不安の無い快適な空の旅は、久米島空港着陸その時まで続いた。
本当に台風は来ているのだろうか? こんな疑問が自然と出てしまうのも無理はない。
手荷物を受け取った後はタクシーに乗り込み宿泊先のリゾートホテル“久米アイランド”へ向かう。空は依然厚い雲に覆われているが、雨の降る気配は殆どなく、風もそこそこに強いが台風性のそれとは全く違う感じだ。
先回のツーリングに続き、こと天気に関しては恐ろしい位ツキまくっている!

久米島は石垣島のように多数の観光客が集まる離島船桟橋的なものが無いせいか、核となる繁華街が見当たらない。鳥島漁港の傍にはそこそこの商店街もあるのだが、ここも活気とは程遠い所だ。一方イーフビーチ界隈には久米アイランドを中心にレストランやコンビニなどが数件立ち並ぶが、やはりここもメインとは言い難く、これらが島全体のメリハリ不足に大きな影響を及ぼしているように思えた。
畳石、シンリ浜、ハテの浜、宇江城城跡等々、せっかくの名所旧跡があるにも拘らず、決め手と成る吸引力の乏しさから、石垣島や宮古島と並べられると、悲しいかな久米島は一歩後退したポジショニングとなってしまう。更にもう一つ付け加えれば、島の中途半端な開発により、今更Nature Levelで勝負しようにも“時既に遅し”だ。
さて、先程から辛口コメントばかりを羅列しているが、これは今回の久米島行がつまらなかったのではなく、寧ろ四日間滞在しただけで、何に付け取っ付き易い島の優しい雰囲気のファンになってしまい、何とかリピートしたくなるようなポイントを無意識の中で探していたに他ならない。
確かな魅力は間違いなくあるのだ。soba-kumejima.jpg



“やちむん土炎房”のシーサー作りは楽しかった。こぶし大の久米島粘土を使い胴体から順に作成していくものだが、この作業が意外に集中するもので嵌ることこの上ない。恐らく家主の奥様であろうが、彼女の説明や指導がとても分りやすく、創作活動?の苦手なうちの女房も大いに楽しみのめり込んでいた。
一連の作業が終了すると自然乾燥を施し、最後は焼いて約一ヵ月後に自宅まで送られてくるということ。出来上がりを想像すると無性にわくわくしてしまう。

島にいる間の食事は徹底してご当地物を選んだ。特に久米島そばは三つの食堂で夫々を味わってみたが、個性こそあれ、どれも美味かった。沖縄本島のソーキそば、八重山諸島の八重山そば、そして今回の久米島そばと、私は沖縄諸島物のそばが大好きだが、これらのそばを食するにあたっては、“コーレーグース”という地元調味料を数滴振りかけるのことが必須。おでんにからし、刺身にわさび、そして“そば”にコーレーグースだ。
このコーレーグースという代物は、泡盛に島とうがらしを漬け込んだ激辛調味料で、その独特な風味と馴染める辛さは色々な料理に使える優れもの。特にタバスコが合うメニューであれば何れもOK!そして塩分が無いところも非常にGooなポイントといえる。kumeiland.jpg



沖縄本島、石垣島、竹富島、黒島と続き、この久米島行で更に南の島が好きになった。
きれいな海があるからといってスクーバダイビング等のマリンスポーツをやるわけでもないが、島の空気感、匂い、音、地元民の表情等に触れているだけで、何故かとても心地よいムードに包まれるところに惹かれるのだ。
四日日間はあっと言う間に過ぎた。
もうちょっと長い時間島に滞在して色々な部分へカメラを向けたいところだったが、この消化不良感を多少残しつつ旅を終らせるのがいいのかもしれない。
何よりこの“くすぶり”を次回島旅へのEnergyとして蓄積するのが乙というものだろう。
  1. 2006/08/15(火) 17:47:15|
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夏の清里

7月29日、30日。“現地集合一泊ツーリング in 清里”なるものを行った。
これはショップイベントとしては恐らく初の試みとなる形態で、流れとしては、ペンションを貸し切り、参加者がツーリング帰りにそこへ三々五々集まってくるというもの。直ぐ近くの丘の公園内にある「天女の湯」に浸かり、温水プールではしゃぎ、ペンションに戻り洋食ディナーに舌鼓、そして日付が変わってもひたすら盛り上がる楽しいおしゃべりタイム等は、BIGツーリングがまだ小ぢんまりと行われていた15年前の雰囲気に似ていて、自分的にはとても良かったと感じた。何を隠そう、この二日間は幾多のアクシデントに見舞われ心底大変であったのだが、終わってみると不思議に充実感が残り、何より参加者全員で盛り上がれたのが嬉しかった。

kiyosato2.jpg


<趣味の仲間達が集う楽しい一時>
これは最近忘れがちになっている非常に重要なポイントではないだろうか。

今年の梅雨は7月下旬になっても全く終わる気配が見られず、週間天気予報をチェックする度に週末の降雨率は上がって行き不安は募る一方だった。一時は29日の降雨率が80%に達し、正直頭を抱えたが、ラッキーの神様は我々を見捨てはしなかった。
何と忌々しい梅雨がツーリング開催日と同時に突如消滅してしまったのだ!
朝起きて恐る恐るカーテンを開いてみると、なんと青空が広がっていて、正直これには驚いた。
こうなると気分は俄然乗ってきて、自然に鼻歌が飛び出す。途中モンスターのNさんと待ち合わせ、集合場所である中央高速・石川PAへ到着すると、満面笑みの参加者達が待っていた。

ツーリング企画は天候で決まる。「晴れ=成功」と言っても過言ではない。スカッと澄み渡った青空の下で走る爽快感はこの上なく、それが高原だったら正に感動ものだ。
メルヘン街道、八ヶ岳高原ライン、鉢巻道路、何処を走っても夏のムードは満点で、休憩を取った八ヶ岳中央農場で食べた超コンクなソフトクリームの深い味わいは、高原に興じるテンションを否応なしに持ち上げた。

ペンションの貸切というのも一興だ。別に馬鹿騒ぎをするわけではないが、気兼ねが要らないのが何より嬉しく、飲んで喋って腹の底から大いに笑えた。だからお客さん同士の親睦は予想以上に深まったと思う。これも貸切から得られる深いリラックスがあってこその結果ではないだろうか。
おかげで3時過ぎまでダベリが続き、睡眠不足は否めなかった。

初の試みは少々の課題が残ったものの、お客さんの表情を見れば成功と言っていい。
これを第一歩とし、今後夏の楽しみなイベントの一つとなるよう、頑張って続けて行きたいと思う。
参加してくださった12名のメンバー様、本当にありがとう。
  1. 2006/08/03(木) 15:02:50|
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