5月21日(日)。本年度第2回目となるビギナーツーリングは、7名のお客さんと共に初夏の西伊豆を大いに堪能した。
当日の天候は近頃にない素晴らしいもので、5月の日照時間が例年の64%になっていることを考えればとにかくラッキー。更に月初からの気象データを見ると、GW以降完全に晴れた日はたったの二日しかなく、他の日は殆ど傘マークが付いているのだ。
だから快晴、無風、低湿度は本当に有難く、これほどのコンディションに恵まれれば、唯走っているだけでも大満足である。
午前8時半に用賀マクドナルドを出発すると、絶好な観光日和の割には車が少なく、嬉しいことに流れは至ってスムーズ。瞬く間に足柄SAへ到着し、ここで最初の休憩を取る。
バイクを降りて辺りを見回すと、車の駐車スペースにはかなりの空きがあるのに対し、バイク専用スペースはほぼ満車状態。やはりこの好天に引き寄せられたのだろう。高速道路上もPAも笑顔のバイクライダーが多勢湧き出ていて、彼らを見ているとこちらまでも楽しい気分になる。
沼津インターの料金所を出たときも、脇のパーキングにはバイクが十数台停まっていて、話しかけてみればネットのオフ会とのこと。見渡せば外車あり国産ありで、ナンバーも品川、千葉、湘南とさすがに幅が広い。すると今度は、高速道路上で追い越した十台ほどのTriumph軍団が下りてきて私たちの前へ整列。これまた話しかけてみると、中伊豆にある「虹の郷」でTriumphのナショナルミーティングが開催されるから皆で来たとのこと。どうりで今日はTriumphを良く見かけるわけだ…。
お互い「気をつけて!」の挨拶を交し合いながら、各々に出発する。
多少混む沼津市街を抜けると、まもなく駿河湾が見渡せるR17へ入る。ここから修善寺に至るまでは、ずっとワインディングの連続となるので、ウォーミングアップも兼ねスローペースで流していく。
淡島の辺りまでは、黒塗りのセダンがちょうどペースカーのようにゆっくりと前を走っていたのだが、その車が途中から道を折れると、ツーリングペースは徐々に上がっていった。
ところで今回の参加者は珍しく7名中4名が女性で、休憩や食事のときはいつもに益してとても賑やか。しかし乗っているマシーンはどれも強力である。DUCATI・モンスター1000、DUCATI・モンスター750、DUCATI・749s、BUELL・XB9Sは立派なラインナップ。
更に彼女達は、そのマシーン群に負けない素晴らしい走りを見せたのだ。

R17の大瀬崎〜戸田間は、大中小のコーナーが連続する言わばテクニカルな区間で、上手くリズムに乗らないと随所でギクシャクする通好みのワインディングになっている。ところが一つ一つコーナーをクリアする度にバックミラーを覗いてみると、私の直後についた彼女達は驚くほどスムーズな加減速を行っているのだ!後で後尾を走っていた3名の男性達に訊いてみると、皆口を揃えその「速さ」にたじたじだったそうだ。
女性ライダー恐るべし!!
因みに男性陣は、DUCATI・モンスター800、DUCATI・SS900、DUCATI・996と、こちらもマシーンでは決して負けてはいない。(笑)
戸田に到着すると、港の駐車スペースにバイクを置き取りあえず記念撮影。ここはいつ来ても本当に静かで、田舎の漁港ムードが満点だ。船着場でのんびりと釣り糸を垂れる若いカップルを見ていたら、無性に羨ましく思えてきた。
昼食は過去に数回使ったことのある、「の一食堂」(ノイチショクドウ)でいただいた。焼き魚定食、フライ定食、刺身定食と並んだが、私は迷わず「アジのたたき定食」を注文。西伊豆と言ったらやはりアジ。シコシコとした歯ごたえが何とも堪らなく、味の濃さも言うことなし。最後に味噌汁を飲み干せばもう大満足である。
食後はライディング談義で盛り上がった。
私が体重移動等のテクニカルな説明をし始めると、案の定、快走を見せつける女性陣からの真剣な眼差しが集中。この時、彼女達の並々ならぬ向上心をひしひしと感じたのである。
食事の後は、海岸から戸田峠へと一気に駆け上がった。ここのワインディングは伊豆屈指と言っても過言でなく、左右へ積極的に体重移動を行うバイクならではの楽しさをフルに味わえて、それをする上での路面コンディションも全く問題のない素晴らしいもの。更には交通量も比較的少ない方なので、伊豆ツーリングの際には是非ともルートに入れていただきたい。
戸田峠ではXB9Sを駆る主婦ライダーTさんが、午前中とは打って変わってののびのびとした走りを見せびっくり。
修善寺を通過して下田街道へ入ると、後は市街地走行を残すのみ。一路東名高速沼津ICを目指した。
当たり前のことかもしれないが、抜群の天候に恵まれた時のバイクライディングは何と気持ちの良いことだろう。分厚いウィンターウェアを脱ぎ捨てて、上下レザーだけで快適に走れるsituationではこの上ない楽しさが溢れるのだ。
今回のツーリングでは改めてそんなバイクの良さを実感した。
雨の多い日が続いているが、そんな「チャンス」に出くわしたら、皆さんも是非バイクで出掛けてみては如何だろう。
- 2006/05/30(火) 22:59:44|
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久しぶりに面白い小説を読んだ。
盛田隆二の『夜の果てまで』だ。
陰のある美しい人妻と卒業間近な大学生との純愛逃避行ものだが、登場人物の心理描写に独特の妙味があり、スクリーンに映し出されたような背景描写もこれまた素晴らしい。だから読み進めば自然に彼らの世界へと入り込んでしまう。
それにしても俊介は羨ましい男だ。
洋々たる前途を振り切り、無心になって裕里子を選び、唯ひたすら彼女との生活に走った強大な情愛に何とも表現し難いJealousyを感じてしまう。そして彼の体の中には今の私がどう転んでも望めない、人焦がれる純愛パワーが満ち溢れている。
若い頃でないとこれだけのPassionは決して発しきれるものではない事実を思うと、溜息と羨望が渦を巻き、歳柄にも無く妙な気分に落ちいてしまうのだ。

- 2006/05/28(日) 08:31:16|
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5月13日(土)。ショップのイベントとしてサーキット走行会を開催した。場所は埼玉県本庄市にある『本庄サーキット』。ここは全長1.1kmのショートコースだが、元々四輪用に設計してあるので、コース幅が広く想像以上にダイナミックな走りが出来るとてもナイスなサーキットだ。
生憎当日の天候は小雨混じりの寒々しいものとなってしまったが、走りのコンディションとしては時折日差しが顔を出す、「なんとか…」のレベルを保持。参加してくれた39名のDUCATI&BUELLライダーは、思いのほかAggressiveな走りに終始していた。
それにしてもスポーツバイクをコントロールする楽しさはやはり格別だ。

加速、ブレーキング、コーナリング、加速を、迫り来る直線とコーナーでクリアしていく快感は他の事では到底味わえるものではない。しかも今回の走行会で使ったDUCATIのニューモデルS2R1000は、新規に採用されたラムダセンサーの効果もあって、低速域でのスロットルコントロールが非常に易しく、ウェットで滑りやすいヘヤピンでも安心してスロットルを開けられて、雨という悪条件下でも非常にダイナミックなライディングを堪能できたのである。そしてこの楽しさに寄与しているもう一つの要因が、同車のOEMタイヤである、ミシュラン・パイロットパワーの高い性能である。ミシュランタイヤ伝統の「グリップ感の分り易さ」はこのタイヤにも確実に継承されていて、その傾向が更に強くなっている感じがした。だからウェットでも安心してバンクできるし、スロットルオンに対しての恐怖感も殆ど無いに等しい。尻の皮の延長上にタイヤのグリップを感じられることは、バイクライディングを行う上で最も大切なことの一つだし、そもそも快適なコントロールを味わいたいと思ったら、先ずはタイヤのチョイスを第一に考えるべきであろう。
ミシュランへの評価はZXR750にパイロットスポーツを履かせたことから始まったのだが、個人の好みはそれまで断トツ・ブリヂストンだった。日本製BIGバイク用ラジアルタイヤのレベルを、一気に欧州並みに押し上げた名タイヤ・ブリヂストンBT50。こいつを履かせると、まるで己のテクニックが上がったような錯覚に陥てしまい、単純な自分は一発で同社のファンになってしまったのだ。それからはBT50、BT50SS、そしてBT56と、連続してブリヂストンを使ってきた。ところがその後、各バイク雑誌のタイヤインプレッション記事で抜群の評価を得ていた、ミシュラン・パイロットシリーズが発売となり、うちの常連客の間でも急速に浸透し始めたのだ。これは一度使ってみなければと、ちょうど交換時期にきていたのを機会に、パイロットシリーズの中の<ワインディング&サーキット>と銘打ったパイロットスポーツをチョイスしてみた。そして早速休日に箱根へ走りに行き、果たしてその高い性能に驚いたのである。
ブリヂストンとの違いはやはりその「グリップ感の分り易さ」にあった。取りあえずBT50と同じ空気圧にセットして走ってみると、恰も0.5kgf/cm2程低くセットしたような感じがするのである。恐らくこれはトレッドがソフトで動きもスムーズだからであろう。タイトコーナーが連続し、低速で深く倒しこまなければならない場面では抜群のグリップ力を見せ、バンキングへ対しての恐怖などは全く感じることがなかった。唯、そのねっちょりしたグリップ感故に、ハンドリングのシャープさで比較するとBT50に軍配が上がるのではないだろうか。例を挙げると、高速コースである伊豆スカイラインを走った時、BT50と比べかなりのレベルで<コーナーを意識>しなければならないと感じたからだ。しかしこれはあくまでも好みの範疇と思って良い。
何れにせよ最高出力が軽く100HPを超える現代のスーパーバイクを考えてみれば、あらゆるsituationでグリップ感重視の総合性能を打ち出しているミシュランの製品作りに対し、今後間違いなく多くのライダーが着目することになるだろう。
- 2006/05/24(水) 13:22:04|
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何でこんなに天気が悪いのだろうか。まるで入梅したような日々が続いている。
こうなると気持ちだって晴れ晴れとこないし、写真をやるにもノリが悪くなり、思い切った撮影行等のプランも沸いてこない。カラッとくれば夏らしい被写体を求めて走り回りたいところなのに…。
今日の昼飯は一人で蟹を食った。冷蔵庫に入っていたそれは、女房がご近所の友人から頂いたものだ。
とりあえず蒸し器に入れて10分ほど蒸し上げてみると、いい香りが漂ってきた。
それにしても昼飯に蟹というのはちょっと妙な感じだが、食べ始めれば素直に美味いし、殻割り作業には案の定夢中になってしまう。
調理バサミを使い悪戦苦闘をしていると、テーブルの上はいつの間にか細かな蟹の身と砕かれた殻が散乱していて、床に落ちた分はロックがぺろぺろとやっている。
しかしこの蟹という奴は、食べるのに四苦八苦するが故に、少量でもかなりな満腹感を得られる。ある一定量の食べ物を摂取するのに、時間を掛けるれば掛けるほどその満腹感が大きくなるのと同様だ。
レストランで食べるフルコースがいい例だろう。
因みに、ガツガツ短時間で流し込む食い方をすると、意外なほどの量を平らげられることがあり、恐らくこれは食べた量を胃が脳に満腹信号として送り終える前に、腹十分状態となってしまうからだと思う。
この辺から考えても<食事はゆっくりと>である。
=ゆっくり食べて腹八分=

- 2006/05/12(金) 08:25:56|
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5月はじめだというのに日中の気温が30℃になった。夏はもうすぐだ。
辺りがパーッと明るく暑くなると、体の奥底が“もっとアクティブに!”とはしゃぎだす。
変な話だが、実は私の体の中には二人の自分がいる。
最近では夫々が夏の到来と共に活発な動きを見せている。
今回は是非この二人を紹介しようと思う。
先ず一人目はアイデアマンで行動派のAL (アル)。
彼は色々な事を考え、即座に計画を練る。
しかしその際、後先は見ない。
突然の希望というか、閃きの具現化というか…。
だからALの計画には尽く重みがないのである。
しかもALは怠慢で学習をしない。
よってアイデアだけは湯水の如く溢れ出てきても、見聞が狭いからいつだって同じ様なことの繰り返しになる。
閃きばかりを頼っていては先細り間違いなし。
もう一人は腰が重く篭りがちな保守派のBEEN (ビーン)。
彼はこの頃ALに押されっぱなしだが、何かにつけALの行動に口を挟むことは忘れない。
「いいよ、今までと同じで」
これがBEENの口癖。
ALが何かを相談しようとすると決まってこのせりふが飛び出す。
しかも即答だ。
「せっかくここまで来たんだから、何か美味いものでも食べようか」
「いいよ、前回と同じ食堂で」
と、こんな感じだ。
行動派のALだが、彼の行動範囲はいつだってBEENの一言でとても狭いものになってしまう。
そしてこの二人の葛藤模様がつまりのこと、私なのだ。
- 2006/05/04(木) 21:16:53|
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