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生まれて初めての一人旅

生まれて初めての一人旅は、予想以上の楽しさと見聞を与えてくれた。
10月18日(火)。遅い出発便を選んだので、石垣空港へ到着したのは19:30を少し回った頃だった。予約していたレンタカーに乗り込むと、石垣島滞在中ずっとお世話になる「ホテル・ベルハーモニー石垣」へと向かう。ここは島唯一の繁華街中心部に位置し、離島桟橋へも徒歩3分と絶好なLocationだ。実にナイスなホテルを選んだものだ。
とりあえずチェックインを済まし、シャワーを浴びた後早速街へ出てみることにした。-
腹も減っていたし喉も渇いていたので、先ずは居心地の良さそうな飲み屋を探して歩いた。するとアーケードから一本南へ入ったところに、カウンター席もある地元民家風の明るい店を見つけたので、迷わず入ってみることにした。店の名前は「南の島」(パイヌシマ)。地元料理の味は中々のもので、ゴーヤチャンプルー等は今まで食したものの中では最も美味だったし、何より地場泡盛・八重泉とのマッチングがGoo!思わず三合瓶をボトルキープし、結局はそれを三日間で空にしてしまったのである。

翌日は八重山観光フェリーで竹富島へ渡ってみた。所要時間はたったの10分。実に気軽に行ける。島は小さく平坦なので、レンタサイクルがあれば十二分に観光が可能だ。地図はざっと見るだけにし、その後は自由気ままに被写体を探し求めて走り回ることにした。
さすがに亜熱帯の島だけあり、緑の濃さと色鮮やかな花、そしていたるところに飛び交う蝶は素晴らしく、この時とばかりに撮影に没頭したが、悲しくも時間はあっという間に過ぎて行く。
撮影開始から大凡3時間。東京とは比較にならない強い直射日光が鈍った体にじわりじわりと効いてきて、気が付けばポロシャツは汗でぐっしょり。昼食を食堂・竹乃子の八重山そばで満たしたのだが、それを味わう前に、サービスで出してくれた冷たい麦茶が堪らなく美味しく、何と続けて5杯も飲んでしまった。被写体を追うことに夢中になり過ぎて水分補給を怠っていたから、軽い脱水症状になっていたのかもしれない。これには要注意である。
魅力の尽きない竹富島だが、私は赤瓦の八重山伝統家屋と、それに添うように咲いている色とりどりの花のコントラストが何とも南国ムードに溢れていて気に入ってしまった。そして遥か遠い南西の島々を象徴するコンドイビーチの真っ白な砂浜も、都会に住む人々にとっては開放感の極みとして映るのであろう。
この日は16:00と少々早めに石垣へ戻ってきたので、ホテルで一服した後、レンタカーで夕陽を撮りに御神崎へ向かったが、途中から突然の雨になってしまい断念する。
南の島へは19:00過ぎに行った。八重泉をちびちびやりながら、常連のおじさん達と22:00頃まで止め処ない話しをした。

三日目は突如興味が沸いてきた黒島へ渡る。ガイドブックには、“島の殆どが放牧地”、“心底のんびりできる島”etc.と記してあり、今回の気侭な一人旅にはぴったりと思ったのだ。-
黒島は昨日訪れた竹富島より一回り大きなハート型をした島で、起伏は殆どないに等しく、ママチャリでも充分に観光できるレベルだ。点在する集落以外は広大且つ平坦な牧草地が広がっており、宛ら<ミニ北海道>と言ったところ。放射状に延びる道路の整備状態は想像以上に良く、そこをのんびりと自転車を転がす爽快さは何とも心地良いもので、思わず口笛が出てくるほどだ。しかも車にはめったに遭遇することがなく安全面でも心配は少ない。恐らく島内の乗用車保有台数は極めて少ないのだろう。
腹も減ったので島唯一の商店「たま商店」に立ち寄り、パンとアイスティーを買って店舗脇にあったテーブルと椅子を使わせてもらい暫しの休憩を取った。この日は曇り空で強い日差しがない分撮影行はスムーズに行えた。因みに昨日の竹富島へは張り切ってD100、D1の2台を持ち込んだのだが、その装備の重さに終始辟易し、黒島へはD100+24-120mmNikkorのみとしたが、結果これも正解だったと言える。
小休止の後は、たま商店の目と鼻の先にある伊古桟橋へ行ってみた。鬱蒼とした小道から海岸へ出ると大きく広がる珊瑚礁の海が広がっており、その美しさにここが八重島なのだと再認識してしまう。
今は使われていない無残に崩れ落ちた桟橋で撮影をしていると、三脚とカメラを抱えた男性が近づいてきた。目が合うと自然に「こんにちは」がでた。
NikonD70を持つ横浜から来たKさんだ。かなり偶然なことなのだが、彼も勤続15年の特別休暇をもらって八重山の島々を旅しているとのこと。そうなると一気に話が盛り上がり、もう撮影どころではなくなってしまった。更にKさんも石垣に宿を取っているというので、それでは夕方から是非南の島で一杯やろうと持ち掛けると快く承諾してくれた。こんなことがあるから一人旅は面白い。自分としては既に病みつき状態だ。
石垣最後の夜をとても楽しく過ごせ、その晩は一昨日昨日にも況して深い睡眠が取れた。

四日目最終日は旅のベースともなった石垣島をレンタカーで一周した。帰りの飛行機は石垣発最終便である19:30発なので時間はたっぷりあるのだ。
ホテルからは定番コースであるR79で西側から周り始める。
川平湾はさすがに一級景勝地であるが為に観光客も少なくない。シーズン中だった正にごった返しであろう。青い海に浮かぶ白いグラスボートが憎い位映えるところだ。しかしここにグラスボートがなかったらそれ程の景観でもないのでは…。モナコヨットハーバーにヨットがなかったら?!である。
それにしてもR79は実に軽快に流せる道だ。この辺は完全に北海道感覚と言って良く、“珊瑚スリップ”がなければバイクで攻めたくなるような小気味の良いRが連続している。
-米原のヤエヤマヤシ群落を見物した後、そこから間もなく走ったロードサイドにある「カフェーテラス・さんぽーち」に立ち寄って昼食とした。メニューを見ると手頃な値段だったので迷わず「野菜とひき肉のカレー」を注文したのだが、これが中々の本格的味わいでびっくり。恐らく接客してくれた上品そうな年配の奥さんがオーナー兼シェフなのだろうが、彼女を見ていると何とはなしにこのカレーができた背景が読めるような気がした。
伊原間からR206へ折れ、一気に石垣島最北端へと向かう。標高が徐々に上昇し、見晴らしの良いルートがしばらく続くが、岬へ近づくと道はいきなり細くなり、突き当たりにあった駐車場へ車を入れる。弾む気持ちを抑え、2台のカメラを抱えると一歩一歩石段を上がって行く。そして展望台まで来ると、そこには素晴らしい珊瑚礁の海がパノラマの如く広がっていたのである!この絶景が平久保崎だ。ここでの撮影でSIGMA12-24mmを持ってきて良かったと心の底から実感する。
腕時計の針が既に15:00を回っていたので、帰りのコースは素直にR390を使うことにした。
一旦ホテルの駐車場に車を置き、アーケード街で土産物を買うと、私の旅は遂に終わりとなった。

幾多の景観、食べ物、人々、そして感慨に出会った初めての一人旅は、今後の撮影行に対して大いなる参考となったし、情報として得た知識も計り知れない。空港へ向かうレンタカー屋のマイクロバスの中で、今回の八重山行にチャレンジして良かったと心の底から思った。

石垣発沖縄行き最終便ANA1778便は何と満席であった。kabira.jpg

  1. 2005/10/27(木) 22:50:16|
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SIGMA 12-24mmF4.5-5.6 EX DG ASPHERICAL HSM

これだと思うシーンに出くわした時、構図を考えると同時にレンズ選びが始まる。
最近は何処へ行くにもSIGMA18-125mm一本槍だったが、明日より始まる石垣島撮影行ともなれば、当然の如く更に広範囲の画角を用意したくなる。Othersへの掲載は未だだが、実はつい先だってSIGMAの35ミリ超広角レンズ「12-24mmF4.5-5.6 EX DG ASPHERICAL HSM」を手に入れて、その期待以上のパースペクティブに大満足しているところなのだ。こいつをプラスαで持って行けば、南の島々をより多角的に表現できるのではないかと、期待は自分勝手に膨らんでいる。試し撮りも随分と行ってみたが、所有している同社の15-30mmとは画角の数値こそ近いものの、ファインダーを覗くとその世界はやはり大きく異なる。
将来Nikonがフルサイズのデジイチを発売してくれれば、間違いなくこの楽しみも倍になる!
  1. 2005/10/17(月) 23:11:55|
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超優柔不断男

私は『超優柔不断男』だったようだ。-
社会人生活27年目にして初めて手に入れた<一人で使える5日間の休暇>は、想像以上のImpactであり、期待であり、溢れる解放感である。だから自分だけの120時間を考えると、夢は日々膨らみ続けて、あそこへ行ってみたい、あれも見たい、そしてあそこのあれを食べてみたい等々、当初予定していた東北旅行は計画を重ねる毎に第2候補、第3候補と落ちていき、考えに考えた挙句、撮影行の行き先は何と【石垣島】に決定したのだ。紅葉真っ盛りの陸奥・東北から、沖縄本島より更に南西へ420kmも進んだ石垣島に急遽変更したのだから、私の優柔不断度はかなり高い数値なのだろう。
出発は航空券の関係で1日ずれての10月18日(火)となった。石垣島及び八重山群島の日中最高気温は10月になっても28〜30℃もあり、まだまだ夏の様相が充分に残っている。そしてこれが行き先変更の大きなポイントになったのだ。
最近東京はぐっと秋めいてきて、朝夕のバイク通勤では寒さを感じるほどで、この季節、どうせ旅するなら暖かいところで思いっきりリラックス!となったのだ。それと、石垣島を基点として竹富島へも渡る予定なので、写真撮影を楽しむ他に、文庫本を持ち込み浜の木陰でゆっくりとした時間の流れを大いに堪能するつもりだ。ishigaki-map1-web.jpg

  1. 2005/10/13(木) 23:06:05|
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無線ブロードバンドルーター

自宅で使っている無線ブロードバンドルーターがどうやら完全に壊れてしまったようだ。
M社のサービスセンターにアドバイスをもらいながら必死で修復にチャレンジしたのだが、結局本体をサービスセンターへ送って点検してみなければ分からないと言われ、そんな面倒臭いことをするのならいっそのこと新しいものに買え代えた方が良いのではと、この騒動はそこで取り敢えず打ち切りとした。約4年で使い物にならなくなるとは何とも頼りのない話だが、恐らくうちのはハズレだったのだろう。工業製品には付き物の話である。
それにしても、普段頻繁に使っていたものがある日突然使えなくなると本当に不便でしょうがない。
愛用のThinkPadX20をEndeavorの脇に持って来て、背面のLANコードを一々抜き差しして使うのは厄介だ。そもそもノートPCの利便性を考えれば無線LANは必需品とも言うべき装備であって、自宅の何処からでもネットワークに繋げる便利さは、使ってみてしみじみと実感できるものだ。
  1. 2005/10/12(水) 22:01:39|
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CROSS COUNTRY

自転車の後輪タイヤが壊れた。恐らく空気が殆ど抜けた状態で無理やり駅から家まで走ったのがいけなかったのだろう。サイドウォールのゴム部が5cmほどの範囲で剥がれ、空気を入れるとタイヤが何とスネーク状になってしまうのだ。これでは安心して走れる訳もなく、早速地元商店街の自転車屋でタイヤ交換を行った。Newタイヤは国産のIRC製CROSS COUNTRYなのだが、これが頗るいいのである。漕ぐ力が以前の8割程でどんどん前に進んで行く感じだし、乗り心地もなかなかGooなのだ!前輪にはケチって未だ以前の物(GUARDIAN Aquatrac)を履かせているが、既にひびも沢山出てきたので近いうちに取り替えようと思う。
バイクのタイヤは無論だが、自転車も新しく質の良いタイヤに交換すると、これほど操作感覚が軽くなるとは思っても見なかった。
  1. 2005/10/06(木) 23:59:36|
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七日間の特別休暇

某念願だった東北へ行けそうだ。
うちの会社には永年勤続者に対し七日間の特別休暇を与える制度があり、実は昨年それを頂いた。本来ならばそれを当年中に使う筈だったが、新店オープン直後は何かとやることが多く、現実的に一週間余りの休暇を取ることは侭ならず、心の中では「いつか取ってやるぜ!」と常々思っていた。しかし<宮仕えの悲哀>とでも言おうか、変にまじめなサラリーマンモラルが身についていると、色々な意味合いで気軽に長期休暇の取得はできない。ここを休むと後がキツイのでは…、スタッフの研修と重なってしまう…、やはり週末は店に居た方がいいのかな…、等々、色々な雑念が膨らんできて、終には断念せざるを得ないパターンとなる。唯、今回は2年越しに計画してきた東北撮影行だから、是非実現したく、思い切って休暇の申請をしたのである。
10月17日からの<陸奥一人旅>は、何を見ることができて、どの様な感慨に浸れるのであろうか。
  1. 2005/10/04(火) 15:57:04|
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