近々発表になるであろう、ニコン・D2Xに興味津々だ。
噂の一説によれば、撮像素子がついに35mmフルサイズになるとも言われているが、これは非常に歓迎すべき正道であって、連写能力は取り敢えずとしても、「X」は最上の画質を追求するのが本命であるから、もはやフルサイズ化は絶対に避けては通れない必須項目なのだ。
多くのハイアマチュアが好む被写体は正に風景であり、これには解像度の絶対値が何より必要となる対象だ。いずれにせよニコンdigitalのフラッグシップ機がD2Hという現実は到底頷けないので、一日でも早いD2Xの発表が望まれる。文句は言いたくないが、プロ用機としてのD2Hは他社製品と比較し、誇れる要素が余りにも希薄である。反面ハイアマチュア向けのD70などは、製品内容、セールス共々納得のいくもので、ニコンの株を大いに上げている。だから尚更この事実は残念なのだ。
一方キヤノンのプロ向け製品ラインナップは相変わらず強力な勢いで、35mmフルサイズのDsに始まり、今話題のMark2などは<速い><綺麗>が高い時点で調和しており、他社の製品を全く寄せ付けず、品薄になるほどの大人気を博している。企業の体力差とは本当に恐ろしいものだ。
将来、是非フルサイズデジイチを手に入れたいと考えているが、Fマウント派の私にとって今の選択肢ではコダックしか選べず、一時ニコンのDX構想が発表されたときなどは、真面目にキヤノンへ乗換えようかと思ったほどだ。それが噂とはいえ、D2Xにフルサイズの話が持ち上がればわくわくしない筈がない。
- 2004/08/27(金) 23:03:09|
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8月11日から三日間。昨年に引き続き、家族3人で北海道旅行を楽しんできた。
2度目となる今回は道東を中心とするルートを選んでみたが、その際立ったスケール感と日本離れした地形は、先回の道南とはまた違った北海道の魅力を放っていた。
初日は釧路空港からスタート。マツダレンタカーでデミオを借りると、早速海岸線に沿って根室半島へと向う。途中、厚岸湖畔にあるコンキリエ内「炙屋」で昼食を取ったのだが、嬉しいことに初っ端の食事から美味しいものを沢山食べられて大満足。炭火を使い自分達で焼くだけなのだが、食材が新鮮で上質な為、却ってこの様な単純料理法が合っているのだ。醤油で下味を付けたイカと、1個143円の牡蠣がお薦め。その他、鮭切り身、ウニ、カルビ、串ゲソ、ジャガイモ、かぼちゃ、そしてカニの味噌汁も美味かった。
食事の後は厚岸道立自然公園の海岸部を縫うように延びる123号線を走る。ここは今回の北海道行自薦三大景観の一つに上げた実に素晴らしいところで、ゆったりと広がる草原と湖沼群は到底本州では見るこのとのできないスケールの大きさで、自然の深さを目前にしてワクワク感が隠せない。
途中から142号線に入り、暫し根室本線と並んで走る。目指すは根室半島先端の地、納沙布岬だ。市街地も含め坦々と車を進めていくと、道東中の道端にあると思われるハスの葉につい目が行ってしまう。どれも半分枯れているようで、おせいじにも綺麗とは言い難いが、何となく辺りに溶け込んでおり、終いにはなくてはならない象徴的な脇役とさえ思えてしまうのが不思議だ。
岬に到着すると歯舞群島や国後島が見えた。平和の塔や資料館の存在は改めて北方領土問題の深さを感じると同時に、ここでも外交政治の微力さに歯痒い思いをする。
半島を太平洋側から周りこみ、岬を過ぎると根室海峡側に出るのだが、面白いことにその景観は今までのものとがらっと変わる。とにかく視界が開けてきて、平原と空と海しかない豪快な北の大地が広がっているのだ。この界隈も自薦三大景観とした。
厚床からも同じく海岸線を走り、野付風蓮道立自然公園に入る。ここは河川と河口の広がりが実に素晴らしく、いたるところにphotogenicな眺めが点在しており、車を運転していてもわき見の連続を強いられ、嬉しいやら恐いやら。特に夕暮れが深くなると、川面に雲が映り込み、それが薄っすらと赤みを帯びてきて何ともウットリする光景に変わっていく。この一帯を3番目の自薦三大景観にした。参考までだが、今回はあくまでも家族旅行なので、ロケハンはおろか綿密な風景撮影の準備も儘ならず、その殆どを手持ち撮影に頼った。しかし手持ちは直感的にアングルが決まりシャッターを切れるので、意外に面白い絵が撮れるものだ。風景写真のセオリーである三脚固定は、時と場合に於いて単調且つ平凡な作品しか生み出さないことも忘れないで欲しい。
この日は知床半島ウトロ温泉に宿をとる。
それにしても北海道は天下一品のドライブ天国だ。とにかく交通量が少なく、車の流れは頗る良い。ハイペースを保って延々と運転できる痛快さは、それだけでここを訪れる価値がある。車はもちろんのこと、全国各地より多くのバイクライダーが集まってくるのも頷けるところだ。食べ物が美味く景色が良いところなら、もちろん他にもあると思うのだが、これだけ豪快に気持ち良く広大なエリアを周れる楽しさは、恐らくここでないと味わうことはできないだろう。
2日目は知床横断道路から始まる。峠の展望所を目指して坂道を上がって行くと、さすがに知床国立公園は世界遺産候補地だけあってその自然は濃く、荘厳な雰囲気が漂う羅臼岳が見えるところまで来ると、最果てのムードが頂点に達する。展望所から見渡せる国後島が実に幻想的で美しかった。
この後は来た道を折り返し、一路網走へと向う。
単調なドライブが延々と続くが、相変わらず海は豊かな表情だ。こんな海だからこそ、そこから獲れた海産物は味わい深いのだろう。
徐々に民家が目立ち始めると間もなく網走に到着した。ちょうど昼頃だったので先ずは昼食を取ることにした。家族のリクエストが麺類だったので、品名に期待のもてる海鮮ラーメンを選んだ。更にスープの味を選べたので、家族3人が夫々醤油味、塩味、味噌味を注文した。10分ほどして運ばれてくると、案の定そのトッピングに目線が引き付けられる。エビ、カニ、煮帆立、麩、芯付きトウモロコシ等、御当地味覚のオンパレードである。スープはどれもしっかりしており、観光地にありがちな<適当な味>ではなく、価格1,260円は納得のいくところ。昼食の後は市内観光。博物館網走監獄、オホーツク流氷館を周る。
午後4時。家族を今晩泊まる網走湖畔のホテルに降ろした後、一人でサロマ湖へ車を走らせた。ガイドブックに記してあった<朝日夕日がきれい>の一行で、キムアネップ岬へ行ってみたくなったからだ。途中、能取湖に差し掛かったとき、今回の北海道行初となる雨に降られたが、それはすぐに止み、殆ど同時に雲の切れ間から強い陽射が降り注ぎ、海岸沿いにあった小さな町全体を眩いばかりの黄金色に染上げた。
暫く走った後、岬に到着する。
ここはとにかく静かなところだった。周囲には誰もいないし何もない。右手にあるキャンプ場には幾台かのバイクが出入りしていたが、撮影場所とした周辺一帯は一応観光地なのに終始ひっそりとしていて不気味なくらいだった。唯、それがいいムードを作り出したことも確かであり、今は使われていないのだろう、朽ち果てた小屋が雲の垂れこむ物悲しい海岸の景観にうまく溶け込み、北の旅情を大いに盛り上げてくれたのである。
道東の素晴らしさを一言で表すのは到底無理な話だが、敢えて上げればやはりその圧倒的なスケール感だろう。草原も湖沼も、そしてそれを囲む空間もとにかく広大であり、眺めているだけで気分が良く、まるで心の隅々に精神的栄養素が行き渡る思いだ。
3日目最終日。この日はひたすら39号線北見国道を走りきり、210km先の旭川空港を目指した。三日間の旅行なんてあっという間だ。
39号線を走るのはもちろん初めてであるが、正直言ってこの道、ドライブには向かない。北海道らしさを余り感じない単純な景色が続き、幹線道路だけに交通量も多く、道東のような気持ちの良い<走り>は全く望めなかった。長い時間をかけやっと旭川市街に入った頃、小雨が降り出してきた。
午後2時過ぎ。少々遅くなったが昼食を取ることにする。旭川と言ったら旭川ラーメン。
早速ガイドブックにその紹介が載っていた<あさひかわラーメン村>へと向う。地図を頼りに39号線から旭川環状線を左折すると、間もなく右側にその建物が見えてきた。やはり予想した通りだ、各店先は何処も10人前後のウェイティング列をつくっている。テナントしているのは8店だが、店を選ぼうにも初めてなので何も分からず、パンフレットを見比べても甲乙が付けられない。それではと、直感的に<和食の真髄を探求した>とある「いってつ庵」に決定。即座に列の最後尾に並んだ。それ程待たずして入店すると、ここでもまた家族3人で夫々醤油味、味噌味、塩味を注文した。市内に400店はあるという旭川ラーメンの代表8店だけあって、その味は及第点をつけられる美味しさ。スープは一見こってり風だが、一滴も残さず飲めるところがハイレベル。麺はちぢれでコシもあり、スープとの絡みも問題ない。そして何より圧巻だったのがチャーシュー。舌にのせると正にとろけるほどで、味付けも文句なく、煮卵と共にいってつラーメンのグレードを上げていた。
この後、ショッピングセンターで買い物を済ませると、最後の通過点となる旭川空港へ向かった。
今回も短い期間ではあったが、二度目の北海道は我々に新たな魅力を次々と見せてくれ、家族にとっても私にとっても想い出深い地となったことは言うまでもない。
そしてこの美しい北の大地が、いつまでもその輝きを失わないよう願わずにはいられない。
- 2004/08/15(日) 23:01:07|
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先日の照葉峡では標準ズームをD1に、そして広角ズームをD100に装着した。レンズの個体差こそあるものの、解像度についてはPhotoshop上で倍率100%の比較をしても圧倒的にD100がリードし、改めて機械の進化を確認する。唯、もう一つの事実も予測通りの結果が出た。それは今回も非常に映えたD1のアーティスティックな色乗りだ。
記録形式はRAW、現像はCapture4で露出補正とWB調整、その後はPhotoshop5.5でコントラストと彩度の微調整、印刷はエプソンPM2200Cを使いドライバーはマニュアル。これは私の一般的な絵作りの手順だが、特に最後の印刷上がりをチェックすると、決まって面白い差が出てくる。解像度が低い為なのか、逆にこってりしてコントラストも高く感じ、厚い色合いに見えてくるのだ。
しかしこれが何とも自分好みで力強い絵になっている。
恐るべしD1!!
- 2004/08/01(日) 23:59:21|
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