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後は死ぬだけ

友人夫妻と伊豆の松崎へ行ってきました。
ここは海・川・山が絶妙なバランスで配置された、西伊豆を代表する風光明媚な漁港町。そして歴史を感じさせる美しい街並みは何度訪れても飽きることがなく、その度に発見できる新たな被写体は、どれも素晴らしくphotogenicなのです。
桜には未だ一週間ほど早かったのですが、那賀川沿いには菜の花が一斉に咲いており、特になまこ壁を含む下流付近の落ちついた風景の中では、その黄色の群れが何とも可憐なアクセントになっていました。
到着すると先ずは町営の花畑へ。
松崎街道沿いに広がるこの花畑には、この時期3〜4種類の花が咲いており、オレンジ色のアフリカキンセンカ、ブルーのルリカラクサ、そして黄色の菜の花が、春の訪れを告げる如く鮮やかな色彩を見せています。
今回は先日手に入れたタムロンのAF28-75mm/F2.8一本で一日やり切ってみましたが、明るく軽いレンズの操作感はとても小気味のいいもので、予想以上にリズム感良く使え、結果的にもクリアでコントラストの効いた絵が得られました。おまけにボケ味も好めるもので非常に満足。D1との相性もまずまずと言うところでしょう。シャープさに関しては正直Nikkor 28〜105mmよりワンランク上ではないでしょうか。値段もお手頃なので一押しお薦めレンズになりますかね。
昼食は松崎漁協の直ぐ真向かいにある「民芸茶房」でいただきました。三人夫々、ミックスフライ定食、焼魚定食、ひもの定食を注文し、その新鮮さと本物の味わいを十二分に堪能。久々にうまい魚を食えたことに嬉しさを感じました。箸やすめに出た自家製イカの塩辛を迷わず土産に買ってしまったほどです。
この後、一服し店を出ようとしたら、ちょっとした出来事が…。
若い漁師がとても珍しいものを持ってきたのです。
それはなんと「トチザメ」のこども。
「腹裂いたらさ、いっぱい出てきたんだ。十数匹いたよ」
どうやら大きな魚に飲みこまれてしまったようです。
近くにいた土産物屋のおばさんも
「あらー、珍しいね」
小さくても形は正に鮫そのもの。しかも発泡スチロールの箱の中で元気に泳ぎまくっているのです。
これが中々可愛い。
しかし笑顔の快活な彼が言いました。
「でもさ、餌食えないから後は死ぬだけなんだよね」
急速に気持ちは複雑に…。
しかし海と暮らす松崎の人達が身近に感じられ、一瞬ですが若い頃の<沼津時代>を思い出してしまいました。
  1. 2004/03/24(水) 23:33:54|
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久々のまとまった雨でしたね。昼間これほど降ったのは恐らく去年迄遡ると思います。
仕事をするにも遊びに出掛けるにも、余り嬉しくないのが雨降りですが、写真だとこれもまた一つの趣になるのです。
以前多摩川へ行ったときもそうでした。雨雲が深く垂れ込み、淀んだ川面に幾つもの波紋ができる様は、何としてでも絵に納めたい衝動に駆られました。唯、私は小市民なのでしょうね、、気になるのですよ、、カメラに雨水が当たるのが。一応D1は防滴仕様になっているのですが、何故か一摘みの不安が撮影を拒むのです。ちょっとそこまでスナップをというときに、まさかレインガードは持参しませんし、元よりそのようなグッズの持ち合せはありません。
本音はもっとワイルドにやりたいのですがね…。
悪天候などはものとせず、果敢にフィールドへ飛び込みチャンスを狙う!
そうすればきっと感動もののシーンがゲット出来そうな気がするのですが、悲しいことに修理代いくら?レンズいくら?なんて弱気心が毎回その行動を邪魔するのです。
  1. 2004/03/20(土) 15:32:49|
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柿田川公園

静岡県清水町にある柿田川公園に行ってみました。ここは交通量の非常に多い国道1号線のすぐ脇にあるのですが、初めて訪れた方ならば、その事を全く感じさせない不思議な静けさに先ずは驚く筈です。ここに湧き出る一日100万トンの豊富な湧水は、全長1.2kmの柿田川となり、直ぐ近くを流れる狩野川へと繋がります。その清流の美しさは言うまでもなく、昔初めてこの川の辺に立った時、周囲との余りのアンバランスな光景に、嘗て体験したことのない新しい感動を覚えたものです。
正に<住宅街の中にある大自然>ではないでしょうか。
  1. 2004/03/19(金) 23:31:50|
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至福の時

河津桜が開花したようですね。あそこの川辺は今頃になると、目にも眩い桜のピンクと菜の花の黄色が出現し、如何にも春らしい眺めに変貌します。そして時を同じくして、観光客やアマチュアカメラマンが人山となって押寄せてき、辺りは瞬く間に<河津銀座>となるのです。
確か2年前だったかな、南伊豆への撮影行の途中、その現場に差し掛かってみると、平日というのに渋滞が起こっていたのです。河津川に程好く近い駐車場を求め、皆R135から右折をしようとする車が増え、そこで交通の流れが滞ってしまうのです。何とか橋まで近づいてくると川辺が徐々に見えて来るのですが、案の定カメラを担いだ無数のおじさん達が、ここぞとばかりにファインダーを覗いていました。
しかしあの状況下では、ズームレンズなくしてアングルを決めるのは至難の技でしょうね。とにかく辺りは人人人の人だらけ。
唯、おじさん達の表情をよく観察すると実に生き生きとしていい顔をしているのです。人間心底楽しめる趣味を持つことは本当に有意義で大切なことだと思います。望む絵を得る一連の行程は心弾み胸ときめくのです。入れ込んだ連中だけにしか分からない、所謂至福の時、、かな…。
  1. 2004/03/07(日) 23:30:56|
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