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ハードなところ

山行を計画すると雨になる。こんなことが何度も続いているので、山歩きへの欲求は溜まりっぱなしだ。
更に悲しいかな、50代も後半になると自覚できる老化が進み始め、山へ入る頻度が落ちれば途端に筋力も萎えてしまう。ピュアに登りたい気持ちと、体力低下への切迫観念が妙に絡まり合い、気分は揺れてしかたがない。
ストレッチングや軽い筋トレ、そして8年間も続いている“ジテ通”等々、日頃からそれなりに体を動かしているつもりだが、山で使う体力や筋力は、やはり山でしか作れないもので、ご無沙汰が長く続くと下山後の酷い筋肉痛は避けられない。慣れてはきたものの、やはり山はハードなところなのだ。

  1. 2012/05/16(水) 08:01:54|
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ThinkPad X40 SSD化

こうしてブログを書いたり、webサイトをチェックしたり、はたまた仕事で書類を作るときなど、殆どの場合ノートPCを使っている。愛器は一貫してIBMのThinkPadシリーズ。使いやすさと堅牢性が大きな魅力であり、浮気心は微塵も出ない。自宅ではT42を、そして仕事場では専らB5サイズのX40を使っている。
kingspec_ssd
とくにX40はバックパックに入れてモバイル機本来の使い方もしているが、ロートルとなる現在に至るまで殆どトラブルもなく、動作は遅いが高い確実性が頼りになる、お気に入りの1台になっている。
但、このX40にも欠点がないわけではない。搭載するHDDが一般的なノート用2.5インチではなく、HGST製の特殊な1.8インチを使っていて、これのアクセス速度が情けなくなるほど遅いのである。改まって計測したことはないが、起動時間は恐らくT42の倍以上は掛かる筈だ。全ての読み込みが終了すれば、実用上それほどの支障はないものの、全体的な“怠さ”は絶えずつきまとう。しかし本当の問題点は、このHDDの製造が既に終わっていて、新品を入手することが非常に難しくなってきたことだ。接続してあるHDDは既に3年以上使っているので、クラッシュの危険性がないわけではない。ここは以前からトライしようと考えていたSSD化へ踏み切ることにしたのだ。
ところが、Webサイトを調べ上げると、1.8インチSSDは殆ど出回っておらず、最初からつまずいてしまった。次にYaHooオークションで調べてみると、何やらとても怪しげだが、X40、X41専用タイプで“KingSpec”という中国製らしきSSDがずらっと並んでいたのだ。しかも価格が32GBで6,000円とべらぼうに安い。これは“渡りに船”と解釈し、即決で落札した。駄目で元々、うまくいけばラッキーである。

ほんの二日間程で商品は無事手元に届いた。簡単な包装だが、中にはちゃんと保証書も入っていた。手に取るとずしりと重く、この辺はHDDとまんま同じである。
今回の導入方法は簡便性を考えて、以下の流れで作業を進めた。
■ Access IBMボタンでHDDを初期状態へ戻す。
■ コピーソフトを使い、初期状態へ戻したHDDの中味をそっくりとUSBで接続したSSDへ移す。
参考までに、使用したコピーソフトは「Acronis Migrate Easy 7.0」である。
■ HDDを外し、換わりにSSDを取り付け、起動する。
ThinkPad X40 SSD
http://hisway.at.webry.info/200905/article_4.html
そしてフィニッシュは、上記サイトを参考として、
・自動デフラグの停止
・ページファイルを無効
・休止状態を無効
・システムの復元を無効
・プリフェッチを無効
・インデックス作成を無効
・NTFSの最終アクセス日時の記録と8.3ファイル名の作成を無効
以上を行った。

期待する結果は、まさに想像を超えるもので、一言“別物に変貌”である。
特に起動の速さは特筆であり、驚くことにトータルでもT42となんら変わらないパフォーマンスを発揮するようになったのだ。耐久性に関してはこれからだが、いずれにしてもSSD効果は確実であることが分かった。
X40自体がのろいのではなく、あくまでもHDDの作動がのろかったのでる。

  1. 2012/04/27(金) 11:14:22|
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大ブナ尾根〜鋸尾根

okutama-ko2.jpg

4月12日(木)。希にない快晴のもと、奥多摩の新しい魅力を掴んできた。
再来週には早くも雲取山テント泊が迫っているので、はやる気持ちと体を慣らしておきたい気持ちが、否応なしに山へと誘ったのだ。
早朝4時半起きも苦とは感じず、むしろ夜明け前の清々しい空気を胸一杯に吸い込んで、今日一日への期待感がどんどんと大きく膨らませていくのである。
自宅を6:15に出発、馴染みの“二俣尾セブン”で買い出しを行ない、奥多摩湖畔駐車場へ到着したのが8:10。これはいつもどおりのペースだ。
今回のコースは3度目となる御前山を大ブナ尾根で上り、その後は大ダワ、鋸山へと進み、最後は鋸尾根を下ってJR奥多摩駅へ至るというもの。一部を除くと、殆ど初めて歩くコースである。

小河内ダムを対岸まで歩き、一段高くなっている公園に入ると前方に道標が見えた。ここが登山口だ。最初は間違って湖畔沿いの道へ入ってしまったが、すぐに違和感を覚え引き返した。よく確認しない悪癖はいっこうに治らない。

大ブナ尾根は登り始めからハードである。いきなりロープ場が現われたりして、息を整えるのも容易でない。しかし単純な樹林帯歩きとは違って山道に変化があるから、集中して歩が進む。奥多摩湖をクリアに俯瞰できるポイントがあることや、鹿倉山や仏舎利もくっきりと見える尾根歩きがとても楽しいのだ。やや木々に邪魔されるが、雪を被った富士山もしっかりと見渡すことができた。

midori-me.jpg
斜度があるので標高をぐんぐん稼ぐことができるが、その分立ち休みの回数も増えていく。何ヶ所かフラットがあるので、気分も体力も回復できるが、惣岳山の頂上に近付くにつれ、傾斜は更にきつくなり息が上がってくる。汗の噴き出し方がまるで夏場のようだ。
上方を見上げると山道が岩の間をうねるように延びている。

――― こりゃ、きついな、、、

大腿筋はもちろんのこと、普段より下腿筋への負担が大きいのが分かる。明日、明後日は筋肉痛になりそうだ。但、山を登っている実感は大きく、一歩一歩の踏みだしに苦しさと充実感が混在するところが快感だ。
先々回の山行から、気になり始めたことだが、山歩きの後半戦で、足の裏、特に指の付け根回りに痛みを感じるようになったのだ。骨や筋が痛むわけではなく、恐らくシューズのソールがへたりだした為に、地面からの衝撃をうまく吸収できなくなり、それによる圧迫痛だと思う。現在愛用しているColumbiaのトレッキングシューズを購入した頃から山歩きが本格化し、今までの靴を遙に越える使用頻度になっているから、へたりも相当に進んでいるに違いない。まあ、今年いっぱいは何とか使い続けて、来年は同じColumbiaの上位モデルを新調することにしよう。

fuji-oobuna-one.jpg
惣岳山の頂上は展望こそ無いものの、広々としていて休憩するには具合がいい。御前山の頂上はここから目と鼻の先だが、これまでの急登でヘロヘロになった足腰をこのタイミングで休ませないと、後々の疲労蓄積に影響があると判断。10分間の小休止を取った。それにしても気持ちのいい日である。暑くもなく寒くもなく、風は微風以内。つくづく山へきて良かったと思う。

御前山へ向かう途中、年輩男性が下ってきた。

「こんにちは、いい天気ですね、どちらからですか?」
「大ブナ尾根です」
「それじゃ、同じだ」

見た感じは65〜70歳だが、ずいぶんと山慣れしている風体である。

「これからどちらへ?」
「鋸尾根から奥多摩駅へ出ようと思います」
「あそこ、鎖場なんかあって、面白いですよね」

余裕の発言である。
日の出山の年輩集団と言い、昨今は熟年パワーが山で炸裂している。
おちおちしてはいられない。

御前山の頂上へ到着すると、さすがに疲れを感じた。見回すと誰もいない。ここは昼飯をガッツリ食して、エネルギーを溜めることにしよう。早速ストーブを取り出し点火した。
セブンのカップたぬきそば、そしておにぎり2個と鶏の唐揚げを次々と平らげた。もう一度点火すると今度はコーヒーを入れた。ゆっくり一杯を飲み干すと、リラックスしたせいか、ウトウトし始める。ぽかぽか陽気が更に眠気を誘い、ザックを枕に横になった。

人がやってくる気配で目が覚めた。それでも10〜15分ほどは寝入ったようだ。
結構な人数が直前の坂を上がってきた。男女合わせて8名のパーティーは賑やかに会話をしながら頂上へ姿を現した。またもや年輩軍団である。

「こんにちはー」

汗をかきかきだが、皆いい表情である。一番若そうな女性が話しかけてきて、このグループが昭島にある山歩きの同好会であること、殆どのメンバーが70歳前後であることを教えてくれた。

「あなたはまだ若いんだから、ヒマラヤでもどこへでも行けるわね」
「は、はい、、」

いやはや、びっくりするほどの活気である。彼らを見ていると、山に関してもっとやれそうなことがあるのではと自問してしまう。無理して危険なことはしたくないが、今だからできるチャレンジは残さずやってみるのも大切なことではなかろうか。10年なんか、あっと言う間だ。

靴紐とベルトを締め直し、次の通過ポイント“大ダワ”を目指した。御前山から大ダワまでは過去に一度の往復経験があるが、細かいアップダウンはあるものの、一気に300m近く標高が落ちるタフなセクションであり、私の嫌いな丸太の階段が連続していて手厳しい。
10分も歩いていると、若い男性が上がってきた。背にしているのはザックではなく、なんと真新しい丸太だ。なるほど、先ほどから丸太階段がずいぶんと荒れ果てているなと思っていたが、補修の為に部材を運んでいるのだ。そう言えばちょっと上に小さな平地があったが、そこ二十数本の丸太が積んであった。
しかし大変な作業である。一度に背負ってこられる本数はたかが知れている。必要数を運び上げるのに一体何日かかるのだろう。
我々が安全に山歩きができるのも、この様な管理がきちっと行われているおかげだ。

kusariba.jpg
満腹でやや苦しかった腹回りが徐々にこなれてきて、栄養が力となり、足取りも軽くなってきた。こんな感覚を覚えるのも山の楽しみかもしれない。
午前中まではこの上ない青空が広がっていたが、ずいぶんと雲が出てきて、同時に気温も少しだが下がってきた。天気予報は今日いっぱい崩れることはないと言っていたから、心配はないだろう。

後ろから人が追いついてきたようなので、道を譲ってあげようと振り返ると、さっきの丸太の青年だった。さすがに慣れた足取りである。下りの勉強になりそうなので、暫し離れまいと踏ん張ってはみたが、やはりレベルが違いすぎる。見る見るうちに姿は小さくなり、あっと言う間に視界から消え去った。若いし慣れてるし、敵うわけないか、、、

山道が緩やかになり、そのまま進むと間もなくコンクリの道路が見えてくる。そこが大ダワであり、奥多摩と檜原村を結ぶ鋸山林道でもある。路肩に山ほどの丸太を並べ、4〜5人のスタッフがそれぞれの背負子に適量を載せている。先ほどの青年も作業をしていた。

「ご苦労さん、一日何往復するんですか?!」
「分からないほど、かな」
「そりゃ凄い!レベルが違いすぎる」

白い歯が眩しい、強靱な若者達だ。彼らを横目で見ながら、そのまま大ダワを横断、鋸山へと向かう。

atago-jinja2.jpg
分岐で10分間の小休止を取る。今日の行程も後半戦に入ったので、疲れも徐々に重いものへと変わっていった。まめな休憩と水分&栄養補給が肝心だ。
分岐からいきなり急登が始まった。垂直な鉄梯子で一気に上がっていくのだが、長い下りの後の急な上りは想像以上にタフなのだ。努めて冷静になり、一歩一歩確実に歩を進める。山容は樹林帯から岩混じりになり、その変化は正直面白い。岩と言ってもガレ場ではないから、寧ろ歩きやすく、ペースは上がって行った。
鋸山をクリアすると、最後の急坂が迫って来た。多少のアップダウンはあっても、基本的に愛宕神社までは下りの連続になるので、疲れた足腰には厳しいセクション、更に気合いを入れる。
鎖場の巻き道は、昨夜までの雨で非常に滑りやすい状況にあり、ここは神経を使った。こんな岩場ですってんころりをやったら、先ず最悪の結果を招くであろう。

悪夢がまた始まった。嫌いな丸太階段がここにも出現したのである。一段下りる毎に筋肉が軋み、不快この上ない。幸い今回は膝が絶好調なので、歯を食いしばるような苦痛はないが、単純な上り下りのコースでは殆ど及ことのない筋肉疲労が確実に蓄積している。普段では殆どダメージのない下腿筋がぱんぱんだ。

何とか無事に愛宕神社前まで下りてきた。ここから道は二手に分かれる。最後の力を振り絞って愛宕神社まで上り、そこから一気にJR奥多摩駅まで下っていくルートと、一般道を使い、ぐるっと迂回して南氷川橋へ出る、遠回りルートだ。ここはガイドブックのおすすめを尊重して、真ん前にそびえる階段を上がることにした。ところがいやはや、これが疲れた体に超厳しいラストスパートになるとは思いも寄らなかった。
下りが全て階段なのである。ここまで来ればもうやけくそ!全身を軋ませながら、奥多摩駅バス乗り場までたどり着き、17:15発の丹波行きに滑り込んだのである。

雲取りの足慣らしとしては十分すぎるほどの行程は、意外にも更なる奥多摩の魅力が満載であった。

  1. 2012/04/20(金) 22:53:54|
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居ても立ってもいられない

trecrise0.jpg
西久保公園でトレックライズの試し張りとシームコートの塗布を行った。今度の雲取山は何せ初めてのテント泊なので、ぶっつけ本番はいくら何でも無謀すぎる。それにアライテントは使用開始の前に、オーナー自ら縫合部へ防水加工を施さなければならないのだ。それにしてもメーカー側がこれを行わないのは、なんとも謎である。

当日はかなり風が強かったので、ちょっとばかり弟に手伝ってもらった。最初ということもあったが、これは正解だった。テントの組み立てを強風下に一人で行うのは少々難儀だ。何せテント本体は1.25kgの超軽量級なので、押さえていないとすぐに風に巻かれて吹っ飛んでしまう。特に本体を組んでペグで固定するまでは、十分な注意が必要だ。
本体の固定がしっかりとできれば、後はフライシートの取付と引き縄の固定で完了となる。想像以上にがっしりとして安定感も上々である。これならよほどの強風が襲ってこない限り、先ず大丈夫であろう。
組み上がったテントを眺めていると、雲取山でのキャンプが待ち遠しくなり、居ても立ってもいられなくなった。

  1. 2012/04/08(日) 22:57:41|
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最も肝心な項目

4月26日(木)に予定している“初テント泊”の為に、アライテント社製の『トレックライズ0』を購入した。マット、シュラフ、大型ザックは既に入手済なので、これで一応装備は整ったことになる。
残るは体調管理のみだが、 この最も肝心な項目が何ともすっきりせずに弱っている。正月から始まった腹の不調が今一歩回復せず、ここ一番という時に底力を発揮できるか心配なのだ。絶えず下痢や腹痛があるわけではなく、寧ろ症状としては極々軽い方だが、時々ゴロゴロ腹が鳴ったり、ちょっと食べ過ぎると軽い腹痛を覚えたりと、微妙な不安が残っている。今までの倍の荷物を背負って長丁場を突き進むには、スタミナ維持が最も肝心になるが、体の中心である腹部に不健康の種があれば、当然100%の力は出し切れない。ガッツリ食えて体の隅々にまで栄養を押し出してくれる健全な胃腸はどうしても必要なのだ。

  1. 2012/04/05(木) 21:52:25|
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